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お水取り【走りの行法】


お水取り、早いもので、すでに5日目です。

「今日ならすいてるだろう…」と見込んで、
私にとって、今年はじめてのお水取りに参拝してきました。
今日も、19時からおたいまつ10本が行なわれました。

朝からの雨も昼過ぎには、やみましたが、
二月堂欄干の下は非常にぬかるんで危険な状態でした。

実際、派手にすべって転ぶ人が、多発。
かなりの急斜面ですからとっても危険です。

痛いわ、泥だらけになるわ、他人事とは思えず気の毒。(>ω<)/。
周囲の人が巻き添えにならなくて不幸中の幸いでした。

こんな雨上がりの月曜日であっても二月堂周辺は、参拝人でうめつくされています。
が、やはりその密度はかなり低めでした。

人の合間をぬって、より良い場所に行くこともできそうでしたが、
怪我したくなかったので、今夜のところは、うしろのほうで見学しました。

お松明実施中の、30〜40分の間、

歓声楽しい 拍手拍手 どよめきびっくり 

あっという間に終わります。

そして、お松明が終わると、
ほとんどの、みなさんはすぐにその場を去っていかれます。


が、終わったそのすぐ後でも、
5〜10分くらい?、とにかく、ほんの少し待てば
二月堂の欄干に上がることができます。

せっかくですから、
お松明のあとすぐに初夜上堂された練行衆のいらっしゃる二月堂へお参りをされてはいかがでしょうか。

お松明の杉の葉の焼けた香りがあたり一面に広がっている舞台から、素晴らしい夜景を眺めるとなんともいえない気持ちになりますよ。

またお松明から焼け落ちた杉の葉を見つけると縁起がいいとされますので、
ぜひ探してみるのも楽しいです。

私は、しっかり拾うことができてラッキー


意外に知られていないようですが、
堂内周囲に配置されている小部屋の「局(つぼね)」に入ってさらに、
参拝することも可能です。
↓↓↓ 局の入り口。靴を脱いで上がります。


北・南・東、それぞれに入り口があります。
せまい部屋なので、さすがにお松明のすぐ後は、混雑しているようです。

この初夜堂上の行は、夜半2時30分まで続けられます。
(行法の日程は、日により異なります。)


局には、任意に出入りが許されているようですので、
状況が可能ならば時間をおいて、
再度来られるのもいいかと思います。


ただし、近鉄奈良駅付近までもどらないと、
二月堂付近で一休みできるようなお店はありません。
しかも、その道中は真っ暗です。(徒歩20〜30分くらい)


堂内では、まさに今この時間(6日の零時過ぎ)「走りの行法」が行なわれています。

走りの行法」とは、文字通り練行衆たちが、袈裟をたくし上げ、
堂内を走り廻る行です。

しかも、内陣を走り廻って最後に礼堂で「五体投地」をし、
自分の席に戻るという、激しいものです。

五体投地」とは、これもまた体を投げ出し五体板で膝で打つ荒行で、
この痛みに耐える練行衆の苦痛の声が聞こえることもあるとか…。

実際、私は、局(つぼね)で、「五体投地」の体を打つ激しい音を聞いたことがあります。

また、体を打ちつけるための「五体板」の実物を真近で
拝見したこともあります。
(数年前の奈良国立博物館の「お水取り」展に展示されていたもの)

想像もしたくないくらい「痛そう」(>_<) です。



ところで、
どうして、練行衆は堂内を走っていらっしゃるのでしょうか?


それには、もちろん深い意味があります。


めぼしい資料を読んで、僭越ながら私が勝手に要約(スイマセン)しますと…


実忠和尚が京都南部にある笠置山の竜穴から入った天上界で、
十一面悔過の行法を目の当たりにした時のこと。

(実忠和尚は、滝穴で、ワープされたんですね。ヽ(σ。σ)ノ
ちなみに、謎に充ちた実忠和尚の最期も有名です。
809年、行の間に須弥檀の下に姿を消してしまわれたそうです。)


実忠和尚は、兜率天(とそつてん)の菩薩の行法といわれるその行法にいたく感動し、

ぜひ天上界の行法を下界にもちかえりたいと願います。

が、、
天上界の聖衆のひとりがあざけるようにこうおっしゃったそうです。


「人間世界の時間は、みじかすぎる、
天上界の一日は人間界の四百年にあたるから無理だ。」


「ああ、そうですか。残念です。」


などと、あっさり引き下がるわけにはいきません。

実忠和尚は、解決策としてこう言いました。

「下界でそれを行なうときには、急激に速度をあげて作法を行います。
走ってすれば、数を満たすことができます。」


「………」

実忠和尚の提案に、聖衆がどう返答したかは、さがした限り
どこにも記されていませんが、(笑)

とにかく、

そんなわけで、

1日あたり400年もの時間差に追いつくため練行衆はひたすら礼堂内を走っていらっしゃるというわけです。

すごい速度が要求されますね…。
24時間×365日×400年⇒3504000時間で行なう内容を
 24時間で、こなすということです…(;^_^A)


なるほど〜
なんて、暢気に言っている場合ではありません。

本当に、今、この瞬間も練行衆の荒行が行なわれています。
しかもこの「走りの行法」は
明日も、あさっても行なわれます。
(6・7日ともに、23時30分より)

1200年以上も行なわれ続けているのですから驚くばかりです。

話が変わりますが、
1200年以上の続けられてきたお水取りの中でも、
今年は最高記録に気温が高いのではないでしょうか?
なんだか、恐ろしいですね。


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コメント
読み応えありまんなぁ。そんだけに歴史もリスペクトされますぅ。
若狭小浜鵜の瀬〜鯖街道経て京都、そして奈良へとロマンが繋がっているっちゅう伝説を重んじて千年超、もちろんそれ以上流れ続けている「水」に感謝せなアカンです。
たかにぃ様
そうですね、水は命の源です。
何事にも感謝です。拝
  • 管理人
  • 2007/03/08 8:27 PM
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奈良市在住10年目の一般奈良市民が、何気ない普段の奈良の日々をつづった趣味ブログです。
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