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隠された真実!?もう一つの采女悲話


前回の記事「采女祭り準備中」続編です。

采女祭りといえば、

ご存知、
奈良時代に帝に仕えていた采女(うねめ:給仕をする女官の職名)が、
帝の自分への、愛情が薄らいだことを嘆いて、
猿沢池の池畔の柳に衣を掛け、
入水し自らの命を絶ったという悲劇のお話

なんですが…


隠された真実!?もう一つの采女悲話 がありました。




采女の古里は、
この奈良の地ではなく、
遠く福島県の郡山市です。

どうしてこの女性は、
古里から離れた奈良で、
采女として帝に仕えていたのでしょうか。

そこには、
貧困に苦しむ里人のために、
自己犠牲の愛で応えた悲哀の姫の物語がありました。悲しい


采女の古里、福島県郡山市で語り継がれる、

もう一つの采女伝説とは…?!
怒り


結論からざっくりお伝えしますと、(笑)
奈良の采女伝説を根底からくつがえす衝撃の真実!
センセーショナルな
3つの相違点…がありました。




采女が本当に愛していたのは別の人。びっくり


采女は猿沢池に身を投じていない。びっくり


柳に衣を掛けたのは、逃亡するためのカモフラージュ!びっくり






当ブログをご覧くださっているY.Oさんが、
福島県に行かれたときの采女に関する興味深いメールを
下さったのは先日のことです。

福島県郡山市のパンフレットに郡山ゆかりの三姫伝説が載っており、
その中の一人が奈良の猿沢の池に身を投げたと言われている釆女と、
同一人物であるらしいとのこと。

「6月に本当に久しぶりに奈良に行った時に、猿沢の池を散策して、
釆女が衣を掛けたという柳の木を見ていたので、とても面白く思いました。」

興味を抱いた私は、さっそく、
記載してくださった関連サイトを拝見しました。
http://www.ko-cci.or.jp/event/maturi/uneme_densetu.html
おっしゃるとおり、
猿沢池の采女祭りの女性と同一人物にまちがいありません。

郡山市にも采女の霊を祭る采女神社があり、
この歴史の縁により奈良市と郡山市は姉妹都市提携を結んでいるとのこと。
そして、今年、はじめて気づいたのですが、(^_^;)
猿沢池采女祭りには、毎年ちゃんと
姉妹都市である福島県郡山市のミス采女も参加されていたのですね。


Y.Oさんに、お礼の返信を差し上げたところ、
さらに、詳しいパンフレットの、
画像データとテキストデータを、
添付送信くださいました。


パンフレット発行⇒郡山コンベンションビューロー




Y.Oさんありがとうございます。
お忙しい中、とてもご丁寧なお心遣い感激しました。(感激の涙 ToT)
とても興味深く拝見しました。


そのまま転載したいところですが、
著作権上、そういうわけにもいかないので、(^_^;)

誠に僭越ながら、
「なら散策」管理人の私が、勝手に独断で、
要約させていただきます。





では、


深い悲しみに包まれたお姫様のお話をどうぞ…。





采女として仕えていた女性は、
郡山ゆかりの三姫伝説の一人 春姫です。

今からおよそ1300年前、
聖武天皇は、地方の調査をするため、
帝のを、地方への派遣を命じました。

は、その地で、
清らかで、親しみを持って迎えてくれた春姫をたいへん気に入ります。


そこで、
当時、天候不順がつづき貧困にあえいでいた里人の年貢を免除する代わりに、

「春姫を采女として献上しろ」と提案します。


しかし、春姫には、近く結婚を約束した婚約者がいましたので、
どうかそれだけはご勘弁くださいと懇願します。


が、は聞き入れません。


そして、
里人たちもまた、
この苦しい生活を乗り越えるために、
年貢免除がなければやっていけない。
どうか結婚を延ばして、春姫に采女として都に上がって欲しいと、
必死になって頼み込んできます。


里の窮状を知っているだけに、
とうとう春姫は、
里人のために犠牲になることを決心します。


残された春姫婚約者、太郎 は、
何とか阻止しようとを暗殺する計画を練りますが、
失敗に終わり、牢に入れられてしまいます。

ほどなく、牢から出された太郎 でしたが、
やがて、絶望して、
山の井の清水池に身を投げて死んでしまいます。


そうとは知らない春姫は、
奈良の采女に仕え耐えた一年間後、

意を決して、
婚約者太郎に会うために、
都からの脱出計画を練ります。

逃亡には、中秋の名月の日、猿沢の池での「観月会」の場が、
絶好のチャンス。




その時の戦略として、
春姫は采女の衣装を、
猿沢の池のほとりの柳の木に着せ掛け
草履も揃え、
いかにも入水したと見せかけて、
都を立ち去ったのです。





古里へは、裏道、
山道を通って安積(あさか)の里、
片平にたどり着くまで約2ケ月の苦しい旅でした。

ようやく、里の入口にたどりついた春姫は、
近くの家で、愛する 太郎の消息を尋ねます。

すると、太郎春姫は戻ることはないだろうと絶望し、山の井の清水池に身を
投げてしまったというではありませんか。

春姫は、
落胆のあまり実家にも戻らず、
そのまま婚約者 太郎が身を投げた山の井の清水池に向かい
躊躇することなく、
そのまま飛び込んでしまいました。

年が明けた春、
山の井の清水池のほとりに、小さな白い花がいっつぱい、咲き
ました。里人たちは、太郎春姫の生まれ変わりだと言って
“安積(あさか)の花かつみ”と名づけました。






悲しいお話です…悲しい

でも、猿沢池の采女伝説より、
私は、こちらの話のほうが好きかも…。
なんといっても、
春姫が決して、後ろ向きじゃないところがいいです。

もしかして、

采女神社が後ろ向きなのも、

逃亡のカモフラージュ?だったのかも!



そんな采女祭りは、今度の土・日ですよ〜
↓↓↓

場所: 奈良市樽井猿沢池、采女神社ほか
期日: 2008年9月13日〜2008年9月14日
時間: 宵宮祭17:00〜(13日)、花扇奉納行列17:00〜18:00 花扇奉納神事18:00〜19:00 管絃船の儀19:00〜19:40頃(14日)
交通: 近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩5分(猿沢池)
駐車場: なし
お問い合せ: 0742-22-3900 采女祭保存会
http://narashikanko.jp/j/ivnt/ivnt_data/ivnt105/
(奈良市観光情報センター)


【関連過去記事】
太郎じゃなくて次郎
采女祭とテルテル坊主
采女祭 どこまでも後ろむきな話
采女祭と亀の関係



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コメント
えええええええ〜こっちが本当バージョンなんですか?!勝手に自分でBGMつけながら読ませて頂きました!悲しい〜、でも太郎〜、もうちょっと待ってろよぉ!
昔から伝わるお話しってやっぱり興味深いですね。日本昔話を読んでる気分になりました。笠地蔵が読みたくなってきました(笑)
  • にゃら
  • 2008/09/09 6:43 AM
こっちの話の方が、姫が行動的で決断力があって魅力的ですね。
この時代に女性が一人で徒歩で2ヶ月も旅をするなんて!!
  • よっつぁん
  • 2008/09/09 7:23 AM
とても興味深いお話ありがとうございました。釆女祭りに行く度に「姉妹都市の福島県郡山市の…」とアナウンスがあるので、どういう関係なんだろうと気になってましたが、謎が解けてすっとしました。
私もこちらの方が本当のお話の様に思います。
このお話を拝読して、「ロミオとジュリエット」を思い出しました。シェイクスピアがこのお話をパクッたのかも?なんて思っちゃいました。
毎年、釆女祭りに行くのですが、今年は同窓会があるので行けませんので、なら散策さんのレポを楽しみにしております。
にゃら様

>えええええええ〜こっちが本当バージョンなんですか?!

いえいえ、決して断言はできません。

実は、にゃらさん、驚くなかれ!
第三の伝説も浮上してきたんです。(笑)
次回の記事でアップ予定です。

>日本昔話を読んでる気分になりました。笠地蔵が読みたくなってきました(笑)

あははは、よりにもよって、
笠地蔵ですかっ!(^.^)
雪の降る夜に、心優しいお爺さんの家に、
お地蔵様が、わんさかやってくるお話ですよね!?
そういえば奈良には、笠を必要としているお地蔵様が、
たくさんいらっしゃいますしね。
  • 管理人
  • 2008/09/09 9:07 PM
よっつぁん様

>姫が行動的で決断力があって魅力的ですね。

ですよね〜。
わざわざ、柳に衣をかけて偽装するあたりなんぞ、
知能犯ぽくってカッコいいですよね。

>この時代に女性が一人で徒歩で2ヶ月も旅をするなんて!!

あっ、すいません。
実は、私の独断で省略してしまったのですが、
このとき、お姫様は一人ではなく、
里から応援の人が迎えに来てくれたみたいなんです。(^_^;)
しかし、
今、気づいたのですが、
その迎えの人は、
太郎がもうこの世に居ないこと知らなかったのかしらん???
  • 管理人
  • 2008/09/09 9:08 PM
かたちゃん様

>釆女祭りに行く度に「姉妹都市の福島県郡山市の…」とアナウンスがあるので、どういう関係なんだろうと気になってましたが、謎が解けてすっとしました。

おお、ちゃんとお祭り当日にもアナウンスされていたのですね。
実は、私は、采女祭りの時は、いつも人ごみにまみれて、
ちゃんと見学できたこと一度もないんです。(^_^;)

かたちゃんさんは、毎年行かれているとのこと。
さすがです。
そして、今年は同窓会!
何とも素敵なご予定ですね♪

実は私、非常に気が引けるんですが、
今度の日曜日も、
(大きな声ではいえないですが、)
自宅のテレビのニュースで、
ゆっくり見れたらいいかなぁ…と、かなり弱気の気構え…。(>_<)
こんだけ「采女祭りネタ」で騒いでおきながら、
袋叩きにあいそうですが…。
トラちゃん同様、あの人だかりには、かなり逃げ腰です。

>このお話を拝読して、「ロミオとジュリエット」を思い出しました。シェイクスピアがこのお話をパクッたのかも?なんて思っちゃいました。

なるほど〜、どちらも、
運命に翻弄される悲劇の純愛ストーリーですよね。
シェイクスピアが、
あのマルコポーロの「東方見聞録」のジパング関連のページで、
采女伝説らしき話を読んだとか???
(↑すごい、いいかげんで適当、嘘っぱちの仮説です。)
そうだったらスゴイですね。(^.^)
  • 管理人
  • 2008/09/09 9:25 PM
采女が福島郡山出身というのは聞いたことありましたが、こんな裏話(表話?)があったんですね。でも、神社が後ろ向きの理由がピンときません。
jp3pzd様

>でも、神社が後ろ向きの理由がピンときません。

そうなんですよね。(・_・?)
で、いろいろ妄想してみたんですが、
たとえば、

宮大工さんが方角を間違って作ってしまって、
言い訳のために、話をでっちあげた!

…っていうのは、もちろん冗談です。(笑)
いえ、冗談でも、
春日大社からお叱りを受けそうですね。
ごめんなさい〜。@(;・ェ・)@/
  • 管理人
  • 2008/09/10 12:53 AM
完結編、お見事!(拍手)

パンフレットのちょっとごたごたした表現をこれだけ簡潔にわかりやすくまとめられて、さすが、なら散策さま!

なおかつ、たくさんの方々の反響があって、びっくり。
しかも、みなさん、豊かな想像力ですねぇ。。。脱帽です。
  • Y.O
  • 2008/09/10 2:20 AM
Y.O様

こんばんは。
このたびは、本当に、
お忙しい中、ご丁寧に画像データや、
参考URLなど、
詳しい情報を、たくさんメール下さって感激しております。

ありがとうございます。m(__)m

>なおかつ、たくさんの方々の反響があって、びっくり。
>しかも、みなさん、豊かな想像力ですねぇ。。。脱帽です。

はい〜(*^_^*)
おかげさまで、
たくさん興味深いコメント頂いて感動しています。
まさにブログの醍醐味ですね。
嬉しい限りです。
  • 管理人
  • 2008/09/10 10:39 PM
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美しい自然と、奈良公園の鹿・猿沢池の亀・奈良町ニャンコ達に挨拶する毎日に感謝。
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