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東大寺 俊乗堂特別開扉と南大門


数日が経過してしまっていますが、
先日の日曜日7月5日、
俊乗堂の特別開扉を参拝してきましたので、
ご報告します。

日曜日の東大寺は、
当然のことながら、
一般観光客と修学旅行生たちで、
相変わらずの、すごい人!

でも、この日の目的はひとつ。
俊乗堂の重源上人坐像にお目にかかることですから、
東大寺南大門をくぐり、
たくさんの人の合間をスイスイすり抜けて、
大仏殿の横をぬけて、
俊乗堂へとひたすらテクテク先を急ぎます。









日頃は拝むことができない
重源上人坐像(国宝 鎌倉時代制作) の、
無料一般公開とあって、
(しかも今年は日曜日ですから)
お堂の中は、
きっとスゴイ数の参拝者で、
ギューギューの満員状態かもしれないなぁ〜、

…なんていろいろ、
心配しながら猫段を上がっていくと、
お堂の中には、
わずかお二人の方のみいらっしゃるだけ!

嬉しい誤算で、
もぅそれはそれはゆっくりと、
静かな気持ちで、
参拝させていただくことができました。

たまたまタイミングが
良かっただけかもしれませんが…。

おかげで、
お久しぶりにお会いできた重源上人坐像のお顔が、
とても穏やかに感じられました。(笑)



とはいえ、
成し遂げられた偉業の数々、
重源上人は、
相当厳しく、
そして豪快なお人柄だったのでしょうね(?)

もともとは武士の子として、
京都にお生まれになったそうで、
1180年、法然より東大寺再建の事業を命じられたのは、
60歳の時だったとか。



当時、東大寺は、興福寺とともに、
焼き討ちにあい、
伽藍の主要部分をほとんど焼失していました。

重源上人は、
まずは大破した大仏の補鋳(ほちゅう)に取りかかりますが、
職人たちは皆、
これほどのスケールを手掛けたことがないと、
尻込みしたそうです。
そこで、中国人の専門家をコンサルタント的に起用、
宋の技術を導入し、
大仏の補鋳を見事成功させました。

大仏様のあとは、さらに、
大仏殿(金堂)、講堂、廻廊、中門、七重塔、南大門、大湯屋、八幡宮などつぎつぎに再建。

(参考文献:芸術新潮2002/6月号)







さて、

重源上人坐像を拝み、
私の極小スケールの頭ではありますが、
「あなたがいらっしゃらなければ、
現在の東大寺はもっともっと小さなお寺に、
なってしまっていたかもしれませんね…」
などと、重源上人の前でしばし、
勝手にいろいろ思いを馳せた後は、

今日の目的を達成できたという充実感と共に、
さっさと
帰路を急ぎます。(笑)


でも、その途中、
南大門だけは、
どれだけスゴイ人の観光客で埋め尽くされていても、
いったん立ち止まって、
その圧巻の天井を、
しみじみ見上げるのがお決まりごと。

南大門は、
重源上人が鎌倉期に建てた姿を、
そのまま残している貴重な建造物だから、
この日は特に念入りに…。
(南大門以外の建物は、その後、戦国時代の焼討などでふたたび焼失)



何度、この下をくぐったか数えきれないですが、
そのたびに、
首が痛くなるほど、
この複雑に入り組んだ巨木の天井を、
凝視せずにはいられません。




重機もない時代に、
これだけの木を、
奈良まで搬送し、
組み上げるなんて…、



とにかく、
毎回、毎回、通るたびに、
私はこの下で、
ただただ立ち尽くすのでありました。



現在の大仏殿は、
江戸時代再建のものですが、
重源上人が鎌倉期に建てた大仏殿は、
きっと、この南大門とお揃いの様式だったはず(?!)
文献によると、
大仏様の頭上で、
この南大門のように、
貫(ぬき)が複雑にからみあっていたそうな…
ぜひ、この目で観たかったなぁ…と思ったりします。




【関連過去記事】
東大寺 俊乗堂特別開扉
南大門も味わう東大寺万燈供養会
むき出しの魅力 南大門



コメント
ぁ、この日、鹿の写真撮りに早朝から前をウロウロしてました。
そう言えば、開いて僧侶がゾロゾロと中に入って行ってましたね。

でも私的に当日の興味はソレではなくって・・・。
バンビが可愛いったらアリャしない。。。
  • kei
  • 2009/07/08 11:31 PM
お堂 独り占めに近かったのですね、
重源上人の気が 満ちていましたか?
2002年6月号、持ってました〜
買うと安心して ツンドクです。
なんせ、図書館で借りてきたら持っていたこともありました。

南大門 見上げますか〜
あれ見ると 気持ちがデカクなる気がします
  • 2009/07/09 11:05 AM
お堂でのご対面はまた格別なんでしょうね。
国立博物館では見たんですが。
また来年。かな。行けなくてもこうやってブログで拝見できてうれしいです。
私も東大寺の端から端まで何度行ったかわからないほど。とりつかれてしまってます。で、少しでもお金のことを気にせずいつでも行けるように、3年前東大寺友の会に入っちゃいました。戒壇院、大仏殿、法華堂タダで入れて、その上般若心経つきの手帳まで
もらえるんです◎ 年会費3000円です。
鹿愛護会も大変そうなので入らないと!と思ってます。
  • みーごん
  • 2009/07/09 11:11 AM
大仏殿、法華堂、戒壇院には目もくれずに、俊乗堂参拝のためだけに東大寺に赴く。贅沢で洗練された参拝方法だと思います。
  • FT
  • 2009/07/09 9:16 PM
こんばんは。
重源上人って、とても凄いお方だったのですね。初めて知りました。
管理人さんのおっしゃる通り、大仏殿等も重源上人が再建なされたままの姿を見てみたかったですね。
南大門も過去三度ほど通らして頂いたのですが、これほど複雑な構造をしていただなんて、ちっとも知りませんでした。
改めて写真で見てみると、凄い迫力があります。
これを鎌倉時代に作ったなんて、相当のご苦労があったのでしょうね。
次回はじっくりと拝見させていただこうと思います。
それにしても、幾ら戦いのためだからと言っても、こんな貴重なかけがえのない財産を焼き討ちするだなんて、本当に許せないですね。
せめて南大門だけでも、このままの姿で末永く遺していかなければと、思います。
  • ZARD
  • 2009/07/09 11:16 PM
kei様

>バンビが可愛いったらアリャしない。。。

今の時期、かなり高い確率で、
かわいい親子鹿に遭遇することができますね。
母鹿にぴったりくっつく仔鹿の姿は、なんとも微笑ましいです。
  • なら散策★カヤ
  • 2009/07/10 10:10 AM
haniwa様

はい、途中からはまさに、
重源上人を独り占めでした♪(*^。^*)

>2002年6月号、持ってました〜

あ、お持ちでしたか!
今となってはかなり貴重な書籍ですよね。
私的には、
現在持っている奈良関連の書籍の中で、
1、2をあらそうほどお気に入りの一冊です。

>買うと安心して ツンドクです。
>なんせ、図書館で借りてきたら持っていたこともありました。

わかります。(笑)
特に最近では、
阿修羅の表紙の雑誌が続々と出版されて、
パッと見た感じ、全部同じに見えるので、
間違って同じ本を2冊目購入してしまったりして…
さらには、そのことさえ、
長い間、気づいてなかったりして…
まtったく何やってんだか!って感じです。
  • なら散策★カヤ
  • 2009/07/10 10:11 AM
みーごん様

>お堂でのご対面はまた格別なんでしょうね。

はい、お堂の中は格別です。
でも、よく観たいときは、やはり博物館が最適ですので、
やっぱり、
両方を体験しておきたい感じですね。(笑)

>戒壇院、大仏殿、法華堂タダで入れて、その上般若心経つきの手帳まで
もらえるんです◎ 年会費3000円です。

みーごんさん友の会会員でいらっしゃるのですね。
いいですねぇ。
知人の会員証は見せてもらったことがあるのですが…
私はまだ入ってないんです。

たしかに、戒壇院、大仏殿、法華堂をまわるだけで、
それぞれ500円で、合計1500円ですから、
年に2回づつ入れば元取れますしね。
上般若心経つきの手帳にも惹かれますね。
  • なら散策★カヤ
  • 2009/07/10 10:12 AM
FT様

>大仏殿、法華堂、戒壇院には目もくれずに、俊乗堂参拝のためだけに東大寺に赴く。贅沢で洗練された参拝方法だと思います。

ちょっと「ツウ」っぽいですか?エヘヘ
ま、奈良市内に住んでるからできるんですよね、
こういう贅沢は…。
恵まれた環境(FTさんほどではないですが)に、
ひたすら感謝・感謝です。
  • なら散策★カヤ
  • 2009/07/10 10:12 AM
ZARD様

>大仏殿等も重源上人が再建なされたままの姿を見てみたかったですね。

現在の大仏殿よりも、
横幅は、さらに広かったそうですし、
しかも、両サイドには七重塔!ですから、
それはそれは素晴らしい伽藍でしたでしょうね。
3Dで再現して欲しいですね。(笑)

南大門は、
金剛力士像ばかりに、
目が奪われがちですが、
建築もスゴイので、ぜひお見逃しなきように〜(^^)/

>せめて南大門だけでも、このままの姿で末永く遺していかなければと、思います。

正倉院の西側、境内の西北に立ってる、
転害門(てがいもん)は、南大門よりもっと古くて、
創建当初の天平時代の雰囲気をそのままを残していると言われていますよ。
境内のハズレに位置しているため、
焼討の難を逃れることができたのですね。
こちらも必見です♪
  • なら散策★カヤ
  • 2009/07/10 10:13 AM
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