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「二月堂の本尊」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


二月堂の本尊、
十一面観世音菩薩は、
二体あります。

それぞれ通称で
ほぼ等身大の「大観音(おおがんのん)」、
もう一体は、
小さいので、「小観音(こかんのん)」。

小観音は、実忠和尚が、
摂津の難波津に流れついた人肌の生身の観音を持ち帰り、
二月堂に安置した…との不思議な伝説があることから、
人肌観音とも呼ばれています。

ご存知のように、
この二体の本尊は、
秘仏なので、
拝観することはできません。

一言で秘仏といっても、
さまざまなパターンで
公開時期が設定されていたりすることが多いですが、
こちらは、正真正銘 絶対の秘仏

いつの時代からか
練行衆でさえも、目にすることはないそうです。
写真さえも公開されていません。

そして、お水取りの期間中、
二体の本尊は、
それぞれ当番制?になっていて、(笑)
大観音が、前半の本尊を担当し、
小観音が、後半を担当します。



その当番交代の日が、
3月7日の日没後「小観音出御(こがんのんしゅつぎょ)」と呼ばれる行事。
これにより、
お水取りは後半を迎えます。

奇しくも、
友人と、私は、
そうとは知らずに
その小観音出御の時間、
二月堂の舞台に立っておりました。

堂内では、
素晴らしい雅楽の調が奏でられており、
明らかにいつもと違う…、
いつにも増して並々ならぬ厳かな雰囲気。

さらに、
この時間なのに、
やけに局(つぼね)にたくさんの人が入っていらっしゃるなぁ〜」と、
思いました。

しかし、無知とは恐ろしいもので、
私たちは、
ひたすらお松明の始まりを待つことしか頭になく
せっかくの貴重な場面に居合わせ幸運にもまるで気づかず
例の世俗にまみれた会話をぺちゃくちゃ続けていたのであります。(>_<)

嗚呼、なんて愚か者…。

私たちの隣で、
同じく世俗まみれ(?)のご婦人方が、
「雅楽のテープ流れてるわ」っておっしゃってました。

いやいや、東大寺修二会 お水取りにおいて、
テープはありえないでしょう…、笑

ま、そんなことより、
来年のリベンジ心に誓いました。



ところで、
絶対秘仏の観音様、
いったいどんなお姿なのか気になりますよね…。(笑)

現在、奈良国立博物館で開催中の「お水取り」
特別陳列(14日まで)で、
両本尊の様子が伺える仏画などが、
展示されていますよ。

過去1259年の間には、
絶対の秘仏ではない時期もあったようです。

ポスターにもなっている二月堂曼荼羅図の中にも、
観音様が描かれています。
さらに、こちらに描かれている二月堂は、
1667年の堂炎上以前の様子を伝える貴重な資料でもあります。
(当時「だったん」の残り火で火事になったのだとか。)



会 期 平成22年2月6日(土)〜3月14日(日)
会 場 奈良国立博物館 東新館
休館日 2月8日(月)・15日(月)・22日(月)
一般 500円

詳細は→コチラ

他にも、たいへん優しい雰囲気の観音様の仏画も展示されています。
見ているだけで、ふんわり優しい気持ちになれるような、温和な表情されていました。




そして、
本尊テーマの今日の記事(大げさ!)の最後のしめに、
手もとの書籍「お水取り」の「長老聞き書き」の文章から、
とても印象深い橋本聖準長老のお言葉が掲載されていましたので、
引用転載させていただきます〜。

二月堂の観音さまは、慈悲深くやさしい仏さまだといわれていますが、参籠した者からいうと、非常にこわい厳しい観音さまです。
 練行衆は昼から水を飲みませんでしょ。それで風呂から上がったときにうがいをするのですが、喉がカラカラであるにもかかわらず奥には一滴も水を通しません。誰も見ているわけではないから、飲もうと思えばできる。だが、観音様が見ておられる。観音さまはいつも一緒におられて、私どもの邪心を見抜いてしまわれる。観音さまはそうした仏さまなのです。これは秘仏であることと関係があると思います。目のあたりに拝まず、心の中で拝む。
…つまり、観音さまはいつも心の中においでになって、見ておられるということです。「大観音」「小観音」の区別なしに、観音さまです。

東大寺お水取り 小学館



コメント
初めてす失礼します。当方も、ならの関連でサイトを立ち上げています。今後の記事作成の参考にさせていただきます。また、訪問します。
たいへん、参考になりました。
がんばってください。 
  • よっくん
  • 2010/03/10 4:55 AM
以前、駅前の電光掲示でコメントさせていただいた『む〜』です。

なるほど…
7日の夕刻、登廊の下でお松明が点火されるところを見ようと待ち構えていましたら、烏帽子・直垂姿の方が二月堂へ上がられて、何かあるのかなと思いましたが、しばらくしてから雅楽の音を聞きましたので、どうやら楽人の方だったのですね。
と言うことは、私も貴重な瞬間を見逃していたことに…
  • む〜
  • 2010/03/10 7:52 AM
こんばんはー。

えー、7日、小観音出御の時間に行かれてたんですね。
それはもったいない!

とかって私も今年は都合で行けなかったので
来年リベンジかなと思ってます。
よっくんさま

少しでも何かお役に立てたなら、
嬉しいです。
こちらこそ、今後ともどうぞヨロシクです。
  • カヤ@「なら散策日記」管理人
  • 2010/03/11 2:27 AM
む〜さま

>登廊の下でお松明が点火されるところを見ようと待ち構えていましたら、烏帽子・直垂姿の方が二月堂へ上がられて、

おぉ!烏帽子・直垂姿の楽人の方々…、ぜひ私も拝見したかったです。
私がいた場所からは、襖ごしにそのシルエットだけを、
かすかに感じることができたのですが、
どうして雅楽が…?と、単純に疑問を抱くばかりで、
まさかあのような貴重な瞬間を見逃していたとは…。(泣)
来年リベンジです!
  • カヤ@「なら散策日記」管理人
  • 2010/03/11 2:27 AM
asura_girlさま

>えー、7日、小観音出御の時間に行かれてたんですね。
>それはもったいない!

ほんとに、おバカですよね。(涙)
お水取り、奥が深すぎて、
まだまだ勉強不足です。(>_<)
  • カヤ@「なら散策日記」管理人
  • 2010/03/11 2:28 AM
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