「猫も入ります。」
京都在住の友人の「行ったことあるなら是非、案内してよ〜」との、
熱烈リクエストを受け、
京都と奈良の県境、九体の阿弥陀如来がならんでいらっしゃるお寺に、
お参りしてきました。
京都府木津川市加茂町 浄瑠璃寺。
⇒浄瑠璃寺(じょうるりじ) - 京都府木津川市のホームページ
近鉄奈良駅から車で20〜30分ほどの場所です。
(JR・近鉄奈良駅から急行バス有り。)

東の薬師仏をまつる三重塔、
西の阿弥陀仏九体とその本堂、
宝池を中心とした庭園が、
平安時代のまま揃っている唯一の寺。







たしか、前にお参りしたとき(4年くらい昔)は、
浄瑠璃寺ワンコの「じんべえ」君がつぶらな瞳で、
こちらを見つめていたのに…、
そして、
じんべえハウスのあたりに、
「後ろ向きに座った時は、
背中を撫でてほしいと言っているようです。」との案内札が貼ってあったはず。
今は、
主が居なくなった「じんべえハウス」だけが、
ポツンと残されていました。



浄瑠璃寺といえば、
なんといっても有名なのが、吉祥天女像ですが、
今は、御開扉日の時期ではないので、
お厨子は、閉じられています。
----------------------------------------
薬師如来像 毎月8日、正月三ケ日、
春分、秋分の日(好天に限る)
吉祥天女像 正月元日〜15日
春 3月21日〜5月20日
秋 10月1日〜11月30日
大日如来 毎年正月8日、9日、10日
----------------------------------------
そして、
三重塔も、檜皮の葺き替え中のため、
すっぽり覆いで囲まれている状態です。

でもその代わり、
阿弥陀仏九体の本堂内で、
三重塔の初層壁画(重要文化財)の一部分が展示されていました。
細やかな色彩画を、
近くでじっくり拝見することができて感動です。


浄瑠璃寺では、
まずはじめに、
東の三重塔の薬師仏に苦悩の救済を願い、
その前でふりかえって、
浄土の池越しに、その対岸から太陽の沈む西方浄土へと、
人生の終わりを迎えてくれる阿弥陀仏に来迎を願うのが、
本来の礼拝だそうです。
お堂全体が、
厨子のような考え方で、
九体の阿弥陀如来像、
一体一体の堂前に板扉がある設定となっています。
1つの堂に9体もの阿弥陀如来像を安置するという発想は「九品往生」(くほんおうじょう)思想に由来する。「九品往生」とは「観無量寿経」に説かれる思想で、極楽往生(人が現世から阿弥陀如来のいる西方極楽浄土へと生まれ変わる)のしかたには、仏の教えを正しく守る者から、極悪人まで9つの段階ないし種類があるという考えである。
中世から近世にかけて浄瑠璃寺は興福寺一乗院の末寺であったが、明治初期、廃仏毀釈の混乱期に真言律宗に転じ、奈良・西大寺の末寺となった。wikipedia
未熟なまま人生を終えたとしても、
たとえ極悪人だったりしても、
それぞれのレベル担当の阿弥陀様が、
取りこぼしなく、
ちゃんと迎え入れてくれるという安心システムってことですね。

境内近くの、
お食事処で、
「とろろそば」頂きました。
とっても美味しかったです♪

以前は、
たしか、浄瑠璃寺ともに、
近くの岩船寺も巡りました。
浄瑠璃寺のあたりは、
当尾(とうの)の里と呼ばれ、
付近には当尾石仏群が点在しています。
ホントは、
車ではなく、
ハイキングで行きたい場所ですね。
熱烈リクエストを受け、
京都と奈良の県境、九体の阿弥陀如来がならんでいらっしゃるお寺に、
お参りしてきました。
京都府木津川市加茂町 浄瑠璃寺。
⇒浄瑠璃寺(じょうるりじ) - 京都府木津川市のホームページ
近鉄奈良駅から車で20〜30分ほどの場所です。
(JR・近鉄奈良駅から急行バス有り。)

東の薬師仏をまつる三重塔、
西の阿弥陀仏九体とその本堂、
宝池を中心とした庭園が、
平安時代のまま揃っている唯一の寺。







たしか、前にお参りしたとき(4年くらい昔)は、
浄瑠璃寺ワンコの「じんべえ」君がつぶらな瞳で、
こちらを見つめていたのに…、
そして、
じんべえハウスのあたりに、
「後ろ向きに座った時は、
背中を撫でてほしいと言っているようです。」との案内札が貼ってあったはず。
今は、
主が居なくなった「じんべえハウス」だけが、
ポツンと残されていました。



浄瑠璃寺といえば、
なんといっても有名なのが、吉祥天女像ですが、
今は、御開扉日の時期ではないので、
お厨子は、閉じられています。
----------------------------------------
薬師如来像 毎月8日、正月三ケ日、
春分、秋分の日(好天に限る)
吉祥天女像 正月元日〜15日
春 3月21日〜5月20日
秋 10月1日〜11月30日
大日如来 毎年正月8日、9日、10日
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そして、
三重塔も、檜皮の葺き替え中のため、
すっぽり覆いで囲まれている状態です。

でもその代わり、
阿弥陀仏九体の本堂内で、
三重塔の初層壁画(重要文化財)の一部分が展示されていました。
細やかな色彩画を、
近くでじっくり拝見することができて感動です。


浄瑠璃寺では、
まずはじめに、
東の三重塔の薬師仏に苦悩の救済を願い、
その前でふりかえって、
浄土の池越しに、その対岸から太陽の沈む西方浄土へと、
人生の終わりを迎えてくれる阿弥陀仏に来迎を願うのが、
本来の礼拝だそうです。
お堂全体が、
厨子のような考え方で、
九体の阿弥陀如来像、
一体一体の堂前に板扉がある設定となっています。
1つの堂に9体もの阿弥陀如来像を安置するという発想は「九品往生」(くほんおうじょう)思想に由来する。「九品往生」とは「観無量寿経」に説かれる思想で、極楽往生(人が現世から阿弥陀如来のいる西方極楽浄土へと生まれ変わる)のしかたには、仏の教えを正しく守る者から、極悪人まで9つの段階ないし種類があるという考えである。
中世から近世にかけて浄瑠璃寺は興福寺一乗院の末寺であったが、明治初期、廃仏毀釈の混乱期に真言律宗に転じ、奈良・西大寺の末寺となった。wikipedia
未熟なまま人生を終えたとしても、
たとえ極悪人だったりしても、
それぞれのレベル担当の阿弥陀様が、
取りこぼしなく、
ちゃんと迎え入れてくれるという安心システムってことですね。

境内近くの、
お食事処で、
「とろろそば」頂きました。
とっても美味しかったです♪

以前は、
たしか、浄瑠璃寺ともに、
近くの岩船寺も巡りました。
浄瑠璃寺のあたりは、
当尾(とうの)の里と呼ばれ、
付近には当尾石仏群が点在しています。
ホントは、
車ではなく、
ハイキングで行きたい場所ですね。