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歌川国芳「金魚づくし」と「予知能力」




今日は、暑かったです。

すっかり初夏の様相を呈する5月の奈良公園、
たくさんの修学旅行生で賑わってました。

猿沢池の亀くんたちも、
甲羅干ししたり、
池の中で鬼ごっこに熱中したり、
楽しそうに過ごしてました。

親ガメの上に子ガメが乗って…、
絆を深めている(?)亀も。



こんな亀の様子を、
幕末浮世絵界の奇才歌川国芳が描くとこんな風になる。笑



親子亀は、金魚づくし シリーズの中の一部分です。全体図はこちら↓





…そういうわけで、
以下、
大阪天王寺公園内 大阪市立美術館で開催中の
「幕末浮世絵界の奇才 歌川国芳 没後150年展」の独断と偏見に満ちた私の感想(昨日のつづき)、
しばしおつきあいくださいませ。

歌川国芳が描く浮世絵は、
役者絵、武者絵、美人画、名所絵(風景画)から戯画、春画まで、多様なジャンル…、
とりわけ、無類の猫好きとしてもよく知られ、
猫の作品がたくさんあって凄く楽しいのですが、
でも、私は、この金魚シリーズが一番好きです。
国芳の描く金魚は、とってもラブリー♪
逆に言うと、金魚以外はちょっとグロい…。(^_^;)
いえ、グロいのは嫌いじゃないんですけど、
とにかく展示作品多くて、個人的にはツーマッチ…というか、
膨大(200点)な浮世絵を一度にすべて観るのは贅沢過ぎるう〜。
ひとことで言うと「歌川国芳 没後150年展」は体力が必要な美術展って感じでした。

今回図録も、お腹いっぱいな気分で買わなかったです。
でも、猫と金魚のポストカードは、
たくさん購入しました。


今回の展覧会(後期)で展示されている金魚づくしシリーズは、残念ながら一点のみなのですが、
以下(今回展示されていないけど)私の大好きな国芳の他の金魚シリーズ並べてみました。

帰宅後、気づいたのですが、
購入したポストカードの絵に…、


ならまちでお馴染みの、庚申堂のお申さん が描かれている?!


しかも、
庚申さんの横の文字は、
御膳・赤ぼふふり(ボウフラ)、御膳・みぢんこ(ミジンコ)と書かれているらしいです。

つまり、ここは金魚たちのレストラン?!
この浮世絵は、外食しようとしている金魚ファミリーの図ってことですね。笑
杖をついたお年寄り金魚や、大喜びで小躍りしている子供金魚。かわいい♪



さらに、下記も今回の作品展示なしの作品なんですけど、
でも、あんまりユニークなので、ご紹介せずにはいられない!

題して、「金魚づくし にわかあめんぼう」
にわか雨」じゃないですよ、「にわかあめんぼう」です。笑
突然、あめんぼうが降ってきて、大慌ての金魚たちの図です。
お母さん金魚と手をつないで、子ども金魚も一生懸命はしってますねぇ。
その横では、自分の尾を背負って傘代わり…(はたして意味あるのかないのか)
さらにその奥では、おたまじゃくも、アメンボウ雨に大慌てしてますヨ。見れば見るほど不可解な世界。




あ、それで、

歌川国芳には予知能力があったのではないか?!と、
話題になっている件です。

先日、前期と後期で展示替えがあったのですが、
後期に展示されている「東都三ツ又の図」に、
世界一高い電波塔「東京スカイツリー」そっくりシルエットの巨大な塔が描かれているのです。

左となりの低い方の塔は、実際に当時実在した火の見やぐら。

この浮世絵を所蔵していた川崎・砂子の里資料館の斎藤文夫館長は
「当時は江戸城より高い建物は建てられない決まりがあった。
江戸の街を見下ろしており、東京スカイツリーを予想したような恐るべき独創性に驚く」と話している。

歌川国芳:江戸・天保年間の浮世絵に「スカイツリー」? - 毎日jp(毎日新聞) より引用転載

さらにもうひとつ、歌川国芳の謎。
自筆「東都御厩川岸之図」に描かれた貸傘に「千八百六十一番」とが刻まれているのですが、
その1861年は、歌川国芳の亡くなった年と一致するのだとか。



私が推測するに…(偉そーに!)、


手元の浮世絵の書籍によりますと、
そもそも、
歌川国芳という人は、
当時、ときどき好評作があっても、
長い間不遇が続いたと記されています。
貧窮した国芳が生計のために、
葦戸(よしど)を売り歩いていたとも。
師匠には、かわいがってもらえず、ライバルには先を越されるばかり。

これほど膨大な浮世絵を描いていたにもかかわらず、
生活が苦しかったのですから、
もともと予知能力が備わっていたとは到底思えないですよね。
(予知能力も持っていたなら、もうちょっと世渡り上手なハズ。)

そんな状況であっても、
歌川国芳の猫好きは、相当なもので、常に数匹、時に十数匹の猫を飼い、
懐に猫を抱いて作画していたと伝えられるほどでした。
内弟子の芳宗によると、家には猫の仏壇があり、死んだ猫の戒名が書いた位牌が飾られ、猫の過去帳まであったという。門弟たちは相当迷惑したらしいが、それだけに猫の仕草に対する観察眼は鋭く、猫を擬人化した作品も多い。Wikipedia

だから、
猫の戒名・猫の過去帳があるくらい溺愛したおかげで、
ある日突然、
猫から不思議な予知能力を授かったのです、きっと。


とにかく、展示作品は膨大です。
さらに人も多いので、
自分のリズムで作品を鑑賞することが困難でもあり、
約200点全部をじっくり観るには相当な時間が必要かと思われます。
(結局、私は半分以上すっ飛ばしてしましました。)
ちなみに、謎のスカイツリー「東都三ツ股の図」は、
展示会場「2」に、さりげなく並んでいます。

この展覧会、
個人的には、
数点展示されていた貴重な肉筆画を観ることができて、
感無量でした。

大阪のあと、静岡、東京と巡回予定。





【追記】
美術館の帰り、
4月下旬にオープンしたばかりのあべのマーケットパーク キューズモールに立ち寄りました。
巨大過ぎて、何がなんだかわかりませんでしたけど、
手芸・クラフト用品の、ABCクラフトがこちらに移転してお店が広々しました。
お決まりのユニクロとか、
東急ハンズとか、渋谷の109、とにかく様々な店舗が入ってるみたいです。

この先、
天王寺はまだまだどんどん開発されるので、
近い将来、もぅお買い物目的なら、大阪駅まで出かける必要なくなりそう…。






キューズモールの買い物ポイントは、天王寺動物園へ寄付できるそうです。
asahi.com(朝日新聞社):買い物ポイント 動物園へ 「キューズモール」寄付 - 関西住まいニュース




【関連過去記事】
天王寺の路面電車
「遣唐使」海の神様




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奈良市在住10年目の一般奈良市民が、何気ない普段の奈良の日々をつづった趣味ブログです。
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