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白瑠璃碗【1】 第60回正倉院展


引き続き、
第60回正倉院展の話題です。

前回、「貂(てん)のミイラ「虹龍(こうりゅう)」を、
記事にさせていただきました。

で、
69点の展示物の中から、
よりにもよってミイラだけをピックアップして、
そのまま、次に移るのもどうかと思ったので、
引き続き第60回正倉院展の話題です。


今回は、
今年のポスターでもメインの座を射止めて
正倉院展関連記事でも、何かと脚光を浴びる機会の多い花形選手

白瑠璃碗(はくるりのわん)」に、

迫ってみたいと思います。




例によって、
私の独断と偏見、
および、
ファンタジーとフィクションにまみれて、
何が何だか訳わからない状態ですが、
その辺りどうぞ生あたたかい目で見守ってくださいませ。


さて、

こちらの、白瑠璃碗(はくるりのわん)は、
切り子を刻んだカットグラスで、
これ自体、もちろん美しいのですが、

ガラスケースの上部四方から照明がなされている上に、
設置台は鏡になっているなど、
展示方法も一工夫されていました。

だからもぅ、
まばゆいばかりに輝かしく
キラキラ★、キラキラ★、キラキラ★光を放って、
それはそれは美しかったです。



正倉院 中倉68 白瑠璃碗 1口径12.0cm  高8.5cm  重485グラム




なぜ、そこまで輝きにこだわった展示方法がなされているのか?

会場内のパネルに記された説明などを読んでみると、
どうやら、
この輝きこそが奇跡的なことらしいです。


つづく


【関連過去記事】
第60回正倉院展 虹龍
正倉院修理年
正倉院100年ぶりに修理
正倉院展のあとは正倉院
2007年 正倉院展いきました。






第60回正倉院展 虹龍


本日から開催の、第60回正倉院展は、
開館前から約900人の行列ができたため、
午前9時の開館時間が急きょ10分前倒しされたそうです。



私も、さっそく初日から、
奈良国立博物館まで行って来ましたよ〜ジョギング

ただし、
夜間割引オータムレイトを利用したので、
快適に観賞することができました。

オータムレイトとは、

閉館1時間30分前以降に販売する当日券のことで、
料金も、コーヒー一杯分 ホットコーヒー (…にちょっと満たないくらい微妙な額)、
お得になってます。
--------------------------------
オータムレイトの観覧料金

一般
⇒700円(通常 1,000円)

高校生・大学生
⇒500円(通常 700円)

小・中学生
⇒200円(通常 400円)
--------------------------------
オータムレイト時間

◆月〜木
⇒16:30〜18:00

◆金、土、日、祝
⇒17:30〜19:00
--------------------------------
※詳細は公式サイトでご確認ください。
奈良国立博物館 第60回正倉院展公式サイト

1時間30分で、69点すべての展示物を観るのは、
少々あわただしいような気もするのですが、
それでも、
日中の、まるで満員電車並みの混雑時にくらべると、
断然、効率よく観賞することができますので、
時間の都合のつく方には、オススメです。

今夜も、
5時半にはすでに、
こ〜んなに人も少なくなっていました。



日中の混雑時は、下記↓↓↓の長い通路が人で埋め尽くされるわけですが、
その待ち時間中、
上部に設置されたモニターからは、
過去の出展宝物紹介の映像が流れていて、
退屈しないように工夫されているようです。




で、
今年も、開催前の、
新聞記事等の事前情報から、
ぜひこれは実物を見たい!と期待していたお目当ての宝物が、
いくつかあったのですが、


しばらく、その場から動けなくなってしまうほどの、
ビックリ展示物がありました。



それは、



匙(さじ)や包丁といった台所関連の宝物陳列の次 に、
なぜか、突然、
不意打ちをくらわすように出現する…

貂(てん)のミイラ「虹龍(こうりゅう)」


過去59回の正倉院展中、まだ一度も展示されたことがなかった
今回、初公開 の珍品。

歯のかたちから小動物の貂(てん)のミイラと鑑定されたのだとか。





あの人面ココヤシの実「椰子実(やしのみ)」とともに、
およそ正倉院展の展示物だとは思えない異色の一品です。


図録によると、

宝庫に侵入したテンが自然乾燥したものか、
現状に近いものを「龍」と認識して意図的に納入したものか、
宝庫に入るまでの経緯については謎のままである。


とのこと。

むき出しになった立派な歯の形相と、
鋭い爪が生々しくて、
昔の人たちが

龍の赤ちゃん…だと、

信じ込んでいたとしても不思議ではありません。


私は、かなり立ち止まって魅入っていたので、
ミイラと目があったような錯覚に陥って、
背筋がぞくぞくしました。(笑)
もちろん、眼球は失われてしまっているのですが。




【追伸】

あ、そうそう、あの鹿の親子にも会えましたよ。
鹿せんべいじゃなくて、
芝生を美味しそうに食べていました。
昼間、鹿せんべい貰うことができたのかどうかが、
気になるところです。
今回は、イラストじゃなくて、
ホンモノの写真画像です♪




【関連記事】
白瑠璃碗【1】 第60回正倉院展
白瑠璃碗【2】 第60回正倉院展
正倉院修理年
正倉院100年ぶりに修理
正倉院展のあとは正倉院
2007年 正倉院展いきました。






正倉院修理年表


なんとなく、
修理記録を調べてみました。

正倉院を建立した聖武天皇、
そして、そこに宝物を納めた光明皇后、
その後、1300年近く大切に守り続けてきた人々。

こういう偉業に携わる方々は、
常に、数百年単位で思考が働くのでしょうね。
先人の知恵を引き継ぎ、
未来へ繋ぐ。
カッコいいです。
日々の食事のメニューや、
老後の不安ばかりが頭をよぎる私とは大違い。
奈良の地に根付く伝統と文化の息吹を、
少しでも見習いと切に思う節分の今日であります。


■■■正倉院の修理年表■■■

■奈良時代

752正倉院宝庫、建立

■平安時代 

※ 894 遣唐使廃止

971〜974 宝庫の修理

1031 北倉(勅封倉)の修理

1057 南倉(綱封倉)の修理

1079 北倉の破損を修理

1100 北倉の修理

※1180 平氏による大仏殿の焼き討


■鎌倉時代

※1185 鎌倉幕府開く 大仏再建 後白河上皇が大仏を開眼

1193 北倉を修理

1243 雨漏りのため北倉を修理

1254 北倉に落雷


■南北朝 ・室町 ・桃山時代

※1567 三好・松永氏の合戦で東大寺大仏殿焼失
※1574 織田信長が宝物を拝観



■江戸時代

※1603 徳川家康が宝庫の修理を命じ、櫃32個を寄進

1833 江戸時代 宝庫を修理.宝物を調査


■明治 ・大正

1913  宝庫の解体修理を行う


■昭和 ・平成

1953 東宝庫完成

1962 西宝庫完成

2011〜2013 屋根瓦全面ふき替え修理予定

【関連記事】
正倉院100年ぶりに修理


大仏殿が何度か酷い目に遭っているにもかかわらず、
正倉院が、難を逃れることができたのは、
北側の境内のはずれた場所だったから。(?)

わずか数百メートルの差が、まさに運命の分かれ道…。
正倉院が、もう少し大仏殿に隣接していたなら、
今頃、正倉院は影も形もなく、
「正倉院 」などと呼ばれていたかもしれないですね。

クリックでグーグルの地図に飛びます。









正倉院展いきました。


今日も、気持ちよく晴れました。
サギも、
私の気持ちが通じたようで、
電線ではなく、
亀と並ぶ理想的立ち位置です。(笑)

(関連過去記事⇒「電線にとまるサギ」の画像はコチラ



さらに本日の猿沢池は、まるで鏡のように青空と周囲の景色を
映し出していて、とってもワンダフル!ビューティフル!






ところで、昨日、
江戸時代1610年 東大寺の僧侶3人が北倉の床を切り破り宝物を盗む」という事実があったこと…を知ってから…

その後、さらに、
詳細をもっと知りたくて、ネットで調べてみたんですが、
どこにも載っていなくて、

ずっと、頭の中でぐるぐる好奇心と空想(妄想)が広がって、
今日は一日、
「誰かとめてぇ〜」って感じでした。(笑)

だいたい、なぜ「3人」なんだろう?
3人寄って愚痴っているうちに、
文殊の知恵が働いてしまったんでしょうか?(笑)
それに、
宝物を盗んだ後、どこへ逃亡するつもりだったんでしょうか?
さらに、
僧侶を辞めたあと、盗賊にでもなるつもりだったんでしょうか?
そもそも、東大寺の僧侶という立場は、
エリート中のエリートと違うんでしょうか?
3人は、日頃からそのポジションに不満だったんでしょうか?
やっぱり、日々の修行が辛かったのかなぁ〜?
それとも、
貧しい人たちに、富を分け与えるための行いだったんでしょうか?
あ、「ねずみ小僧」の正体は東大寺の僧侶だったのかもっ!?

妄想が渦巻いてもう止まらないっ! ★(≧▼≦;)

で、妄想を止めるために、
本日は、ついにいてもたってもいられなくなり、

正倉院展に行ってきました。

しかも夕方に、衝動的に決意したので、
国立博物館に到着したのは、もう閉館1時間前。

いやぁ〜 すいてました!

おかげで、1時間という短時間ではありましたが、
一通り、ちゃんと観賞することができました。

平日の夕方は、超オススメですよ。
(今年は、もう日程も残り少ないので微妙ですが…。)

オータムレイトサービス利用しました。
個人的には、
「オータムレイト」というよくわからないネーミングするより、
率直に「夜間割引」と言えばもっと多くの人に伝わるのでは?と、
思ったりしますが…。
(笑)




で会場に足を運んだ結局、
東大寺僧侶3人組強盗の詳細は解明できたのかっ!?


できるわけありません。(;^_^A

正倉院展会場の年表には、その事実さえ記されていませんでした。
1039年平安時代の盗難で、宝物が破損したことなどは掲載されていましたが…。

でも、もうそんなことはどうでもよくなるくらい、

素晴らしかったです♪

今年のセレクトは、かなり私好みでした。
(去年は、武器が多くてちょっと怖かったんです…。じつは。)

正倉院展レポート、
明日に続く…。

================================
本日のトラちゃん情報


トラちゃん、会えました♪
でも、キョロキョロ落ち着かないトラちゃん…。
やっぱり観光シーズンは、
苦手みたいです。

すぐに、遠くに走って行ってしまいました。



少し会えただけでもヨカッタ(*^_^*)
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正倉院展入場者数、過去最多23万6121人超す



奈良国立博物館で開催中の正倉院展をより一層楽しむための
超入門ワンポインレッスンです。
正倉院展を楽しむために【入門者編】その15

コチラをクリックで過去履歴を一覧きます。

正倉院展入場者数、過去最多23万6121人超すとの記事が
掲載されていました。
例年より3日間延長している今年の会期ですが、
いよいよ明日が最終日です。


【入門編_その15】

=====下級官人の書状=====

引き続き、宝物の中からピックアップです。

展示会場の最後のほうにに、当時の下級官人の書状や、
就職活動?の履歴書というか、
写経所への就職を願い出た書状などが展示されていました。

「もし書者となりましたならば、生活が楽になり、
 私の願望も果たすことができます」


「高望みにもほどがあるかもしれないと怖れています」

など、
その文章の要約を知ると、
飾らぬ素直な気持ちが文書にしたためられており、

職を求めるその心情は、
現代を生きる私たちと何ら変わりないもののようです。

中にはわざと、さまざまな字体で、文章をしたためて、
あらゆる字体を書けることを示し、
写経生としての売り込み、さりげないPRを図っているものもあるとか…。

そもそも、
1000年以上も昔の紙が、あのように美しい状態で、
現存していることがスゴイことです。

そういえば、話は飛びますが、
展示物の中に、絵が一点もないところが気になります。
過去の出展物にも、たしか絵があった記憶はありません。
当時は、絵を描く習慣がなかったのでしょうか?

美しい書体の文字が書かれた屏風は、出展されていましが、
たとえば、
襖(ふすま)や、屏風に、花鳥風月の絵を描く習慣ができたのは、
もっと数百年も、あとの時代なんでしょうか?

日本人は、やっぱり左脳人間?(笑)

参考:読売新聞2006/11/10


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犀角把白銀葛形鞘珠玉荘刀子 正倉院展を楽しむために【入門者編】その14



奈良国立博物館で開催中の正倉院展をより一層楽しむための
超入門ワンポインレッスンです。
正倉院展を楽しむために【入門者編】その14

コチラをクリックで過去履歴を一覧きます。

【入門編_その14】

=====犀角把白銀葛形鞘珠玉荘刀子
(さいかくのつかしろがねかずらがたのさや
しゅぎょくかざりのとうす・小刀)
=====

引き続き、宝物の中からピックアップです。
犀角把白銀葛形鞘珠玉荘刀子(さいかくのつかしろがねかずらがたのさや
しゅぎょくかざりのとうす・小刀)


先日、正倉院展を鑑賞し、実物を目の前にして、私にとって一番印象深かったのがこちらの宝物でした。

2本一組の小刀です。
本当に、ミニサイズで、全長は18.8cmの可愛らしさですが、
実に、手のこんだ細かい華やかな飾りつけがされています。

また小さいながらも、取り外して展示されていた刃の部分は鋭く
いかにもよく切れそうな輝きを放っていました。

紙や布を切ったりする実用品として使われるほか、
位の高い人が、腰につける品でもあったことから、
装飾品としての意味合いも強かったのでしょう。

つかはサイの角でできていて、その頭の部分には銀の金具をかぶせています。
さやの部分は木製で、
染色したうえに草花を形どった模様を透かし彫りにした銀の金具を
とりつけています。

透かし彫りの花の芯には緑色のガラス玉・花びらには、小さな真珠がはめこまれており、惚れ惚れする繊細な美しさでした。

「橘夫人捧物」と書かれた木の札がついていました。

これだけの素晴らしい品を、ずっと個人の宝物として手放すことなく
持ち続けたいのが人情だと思うのですが、
私物とせずに、東大寺の大仏様へ捧げたるその意識がやはりスゴイと思うのでした。

当時の人たちは、大仏様をつくったことで、気持ちがひとつになり、
私利私欲を捨てることができたのでしょうか…。





参考:読売新聞2006/10/8正倉院展に行こう「知ってる?正倉院」


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正倉院展 光明皇后のお人柄



本日より奈良国立博物館で開催される正倉院展をより一層楽しむための
超入門ワンポインレッスンです。
正倉院展を楽しむために【入門者編】その14

コチラをクリックで過去履歴を一覧きます。

【入門編_その14】

皇太子ご夫妻、「正倉院展」視察の今日は、なぜか、
周囲の年配の知人も、私の両親も、おおはしゃぎ!

日本人のDNAに刻み込まれた何かが
そうさせるのでしょうか?

雅子さま、笑顔絶やさず


新聞によると、23日の開会式でも、
たくさんの著名人が正倉院展に招かれていたそうです。

作家の曽野綾子さんや、
女優の山口智子さんも
招待されており、新聞にコメントが発表されていました。

作家曽野綾子さんのコメント
「多くの宝物がみ仏に納められ、私物化されることなく
守り伝えられてきたことに、日本人の意識の高さを感じる」

知識の浅い私でさえも、
聖武天皇の妻であった光明皇后という方は、
すごい女性だったのだと思います。
こうして、1250年後の私達が、宝物を鑑賞できることも、
光明皇后の決断があってこそ。

光明皇后は、当時、身寄りのない子供を養育したり、
貧しい病人や老人を治療介護する施設をつくり
自らも病人のお世話をされたのだとか。

光明皇后の筆跡から、
「男勝りで一度きめたことには大きなエネルギーを持って
取り組むタイプ」だったのではと分析されています。

光明皇后(701年〜760年)は、
聖武天皇とは同い年。
しかも、おばとおいの関係にあたります。
聖武天皇の祖父 藤原不比等(ふひと)の娘です。

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七条刺納樹皮色袈裟(しちじょうしのうじゅひしょくのけさ) 正倉院展を楽しむために【入門者編】その13



本日より奈良国立博物館で開催される正倉院展をより一層楽しむための
超入門ワンポインレッスンです。
正倉院展を楽しむために【入門者編】その13

コチラをクリックで過去履歴を一覧きます。

【入門編_その13】

=====七条刺納樹皮色袈裟
(しちじょうしのうじゅひしょくのけさ)
=====

引き続き、宝物の中からピックアップです。
七条刺納樹皮色袈裟(しちじょうしのうじゅひしょくのけさ)

「国家珍宝帳」の筆頭にあるのが、聖武天皇が使ったこの袈裟(けさ)です。
最初に記されていることから、
光明皇后がとても重要な大切なものと認識していたことがわかります。

袈裟(けさ)は、本来、インドの衣服がもとになった僧の衣装のことです。

この袈裟(けさ)は、聖武天皇が仏門に入った後に、大きな儀式のときに
身に着けていたと考えらるものの一つです。

緑・紫・赤・青・黄・白 などの絹の布を不規則な形に切って重ね縫いし、
さらにそれらを7枚つなぎあわせています。
まるでパッチワーク手芸のようですね。
実際、仏教が生まれたインドでは、古い布をつづりあわせて作られていたそうですが、
これは上等な布が美しくつぎあわされています。

まだらになって見えるのが樹皮色(じゅひしょく)といい、
名前の「七条刺納樹皮色」との「七条」とは横に並んだ布切れの数を表しています。

画像写真では、詳細がわかりずらいので、
現物を確認したい思いが高まる一品です。


参考:読売新聞2006/10/8正倉院展に行こう「知ってる?正倉院」


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緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい・色ガラスのさかづき) 正倉院展を楽しむために【入門者編】その12



10月24日から奈良国立博物館で開催される正倉院展をより一層楽しむための
超入門ワンポインレッスンです。
正倉院展を楽しむために【入門者編】その12

コチラをクリックで過去履歴を一覧きます。

【入門編_その12】

=====緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい・色ガラスのさかづき)=====

引き続き、宝物の中からピックアップです。
緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい・色ガラスのさかづき)

瑠璃とは、昔のガラスの呼び名のことです。

名前にある「十二曲長杯」とは、
楕円の器の、長いほうの側面に半月の形をしたひだが三段づつあり、
ふちに計12のカーブがあることから十二曲長杯と呼ばれます。

こうした器は多曲杯と呼ばれ、
身分の高い人たちにお酒をささげられる時に使用したと
考えられています。

当時、ガラス製品の多くがペルシャ(現在のイラン)で作られました。
正倉院宝物の中にガラスの器が6件ありますが、そのうち5件はペルシャ産です。

商人たちの手で、シルクロードをたどり中国へ運ばれ、さらに
その一部が日本へと届けられました。

しかし、
ペルシャ産はアルカリ石灰ガラスで、濃い青や白色ですが、
この緑瑠璃十二曲長坏だけは鉛ガラスでできており、
ペルシャではなく、中国産だと考えれています。
鉛が多く含まるための緑色が特徴です。

よく見ると、ウサギやチューリップのような模様が彫られています。
当時は、異国の様子を想像しながら、
楽しくお酒を味わったのかもしれませんね。
なんとも優雅な光景が目に浮かぶようです。

長径22.5cm 短径10.7cm 高5.0cm 重775g

参考:読売新聞2006/10/8正倉院展に行こう


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紅牙撥鏤尺(染め象牙のものさし) 正倉院展を楽しむために【入門者編】その11



10月24日から奈良国立博物館で開催される正倉院展をより一層楽しむための
超入門ワンポインレッスンです。
正倉院展を楽しむために【入門者編】その11

コチラをクリックで過去履歴を一覧きます。

【入門編_その11】

=====紅牙撥鏤尺(染め象牙のものさし)=====

引き続き、宝物の中からピックアップです。
紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく・染め象牙のものさし)

こちらは、私が今回もっとも楽しみにしてるものの一つです。

鮮やかな赤に、古代の中国の想像上の鳥「鳳凰(ほうおう)」や
花形の角をもつ「花鹿(はなしか)」、
カモ、チョウ、花などが白く浮き出た、美しい物差しです。

花鹿ってあまり聞いたことがなかったのですが、
ラッパのような花が頭の上から咲いているような不思議な絵柄です。

この世にも優雅な物差し!は、国家珍宝帳に記されている2枚のうちの
1枚だと考えられているいます。
現在の定規のように使われていたかどうかは定かではありません。
正確なメモリは刻まれておらず装飾的な模様のほうに重点が
置かれているようです。

象牙を削って作った板の表面を染料で色づけし、
その後で文様(もんよう)を白く掘り出す技法が使われています。
この技法は、唐の時代の中国で流行し、日本に伝わった技です。

昨年の正倉院展でとても印象に残っている「紺牙撥鏤棊子(こんげばちるのきし)」
と同じ技法のように見受けられますが、
どうでしょうか?

1000年以上もの年月、鮮やかな赤を発色し続けている染料・技法ともに、
感嘆!です。
現物を観るのが楽しみです。

参考:読売新聞2006/10/8正倉院展に行こう


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奈良市在住10年目の一般奈良市民が、何気ない普段の奈良の日々をつづった趣味ブログです。
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