Yahoo!検索

  • なら散策日記【鹿と亀と猫と犬の日々】内を検索
  •  ウェブ全体を検索



2011年 お水取り14日目


昨日に引き続き、
お松明の時間に、
二月堂にお参りしてきました。

鏡池にうつる大仏殿の威容を拝み、
そのままゆるやかな坂道をテクテク歩いて、
二月堂へと向かいます。




3月1日に本行入りした修二会(しゅにえ)通称「お水取り」、
この日(14日)の夜が、
2011年最後の初夜上堂となります。





14日目の今夜の松明は、今までの日と違い、
午後6時30分から始まり、
10本全部が二月堂の舞台に並びます。

先を行かれる練行衆のすぐ後ろを、
つぎつぎ追っかけるように、
(尻を焦がすように)
松明が続くので、
俗に「尻つけ松明」や「尻焦がし松明」と呼ばれています。




2011年1260回目最終日のお松明、
私は、
良弁杉越しのこの場所から、
参拝させていただくことにしました。

やがて、
日が暮れてあたり一面が濃い群青色に沈んだ頃、
昨日と同じく、
東大寺別当、北河原公敬大僧正のメッセージがアナウンスされました。


修二会(お水取り)行法は多くの困難もありましたが、1260年前より今年に至るまで、1回も途切れることなく、毎年国家安泰、世界平和、人々の幸福、風雨順時、五穀豊穣等を祈る行法として続けてまいりました。
ご承知のように3月11日未曾有の大災害が国を襲いました。
本日ここにお参りにいらした皆様に、私より3つのお願いがございます。
私や東大寺と共に
1つは、被災され亡くなられた方々のご冥福をお祈りいただきたいと存じます。
2つは、今、困難な状況にいらっしゃる方々へ思いをはせ、共に苦しみを感じましょう。
3つは、社会復興の為に、皆様がそれぞれのお立場で、各々が持っておられる力を尽くして下さるようお願いします。

公式サイト管長からのメッセージより引用転載
(公式サイトで全文をご覧になれます。)


今も被災地では、
想像を絶する過酷な状況のなか、
ひたすら耐えている大勢の人がいらっしゃる。
そしてまた、
不眠不休で救助活動されている大勢の人たち。
そんななか、
今、私にできることは、
わずかな義援金募金ぐらいのことなのですが、
常にずっと祈っていたいと思います。
私は普段、
無宗教に近い状態で生きてるわけで、
こんな風に「祈ります」なんて言ってる自分に、
もう一人の自分が耳元で、
「偽善者ぶるなよ」、
「ただ祈ってるぐらいなら、
 体張って何かしたらどうなんだ」って
悪態ついてきたりするのですが…、
自己満足のために、
動くことのほうがきっとよほど無駄で迷惑なことだろうなと。
微力な私にできることは、
ひとまずは募金…、
そして復興を信じて、イメージして、
思いをはせて、ともに生きる気持ちで祈ることと、
その気持ちを復興が果たされるその日まで、
ずっと抱き続けることだ…という結論です、
少なくとも今の現状では。



































































お松明を抱えた童子の方々が
ズラリと舞台に並び、
掛け声とともに、一斉に10本の大松明を振り回すと、
炎が豪快に天高く燃え立ち、
火の粉が滝のように流れ落ちます。




参拝客からどよめきの声…
事前に「仏教行事ですので拍手はしないでください」とのアナウンスがあったにもかかわらず、
メラメラと燃える炎の柱が、
激しい滝のように流れ落ちる圧巻のシーンに、
拍手せずにはいられない参拝者多数。
(不謹慎ながら、私は拍手せずにはいられない感極まる興奮、
 少なからず共感してしまいます。)

練行衆の方々はこの初夜上堂のあと、
22時頃に「走り」
23時過ぎ「だったん」等の行法をされ、
深夜に下堂、

そしてすぐ結願上堂。
「破壇」「涅槃講」「咒師神供」「大導師神所」「咒師護摩」などがあって
午前3時過ぎに満行下堂されるそうです。


本来ならここで、
本格的な春の到来ですが、
今年は、
みんなで頑張って、
春を呼びに行かねば…。



奈良県庁サイト↓↓↓
東北地方太平洋沖地震に伴う支援物資・義援金・ボランティアの受付について








2011年 お水取り13日目


お水取り13日目、
お参りしてきました。

今日は、練行衆 初夜上堂のお松明が始まる直前、
東大寺別当の方より異例のアナウンスがありました。

言い回しは少し違うかもしれませんが、
下記のような趣旨のお言葉をのべられました。

-------
3月11日未曾有の大災害が日本を襲いました。
本日お参りの皆様に、
私より三つのお願いがございます。
私ども東大寺とともに、
被災地で亡くなられた方のご冥福をお祈りいただきたいと存じます。
二つめは、今困難な状況にいらっしゃる方々へ想いを馳せ
ともに苦しみを感じていただきたいと存じます。
三つ目は社会復興のために、皆様がそれぞれのお立場で、
おのおのが持っておられる力を尽くしてくださるようお願いします。

-------






被災地の皆さんの苦しみに寄り添う気持ちを常に抱きながら、
おのおのの立場で冷静に、
日々過ごすことが大切だと改めて思いました。





3月12日被災地へ向けて奈良からも緊急消防援助隊や
災害派遣医療チームが向ったそうですし、
さきほど、
多賀城市へ物資を届けた奈良市の救援チームが、
無事帰還されたそうです。































3月14日 月曜日から
奈良市内でも、
市社会福祉協議会と連携し、
市役所・公民館等の公共施設で寄付を受付けるそうです。↓↓↓







奈良国立博物館『お水取り』特別陳列


奈良国立博物館『お水取り』の特別陳列を観てきました。

東大寺 修二会の頃になると毎年開催されているようです。
私は、3年に2回くらいのペースで訪れています。
でもたとえ毎年訪れたとしても、
「お水取り」は本当に奥が深いので、
そのつど新たな発見があること間違いナシです。
(そもそも知らないことって簡単にスルーしてしまうのですよね。
 だから私は何度行っても見落としがいっぱい!で、行くたびに新鮮♪)

たとえば、
私が数年前、初めて訪れたときとっても興味深かったのは、
連日、本行の勤めが行われる二月堂内陣が、
まるで映画のセットのように会場に再現されていたこと。
二月堂内のこの場所、
一般の参拝者は(特に私たち女性は絶対)入ることができないエリアですからね。
展示会場では、
行法の声明が流されていたりもして、
とっても臨場感あります。笑
(少し前は「五体投地」の五体板も設置されていたような気がしますが今年はなかったかな…?!
 見落としていたらゴメンなさい。)










新館と旧館を結ぶこの地下エリアは、無料で入ることができますよ。
仏像書籍が豊富なミュージアムショップや喫茶店・お手洗い、
仏像の技法が学べる展示物などがあります。
(図録もここで入手可能。)








そして今年、
様々な展示物のなかでも、
特に印象深かったのは、
やはり今年のポスターの図柄にもなっている『二月堂縁起絵巻』。
※天文14年・1545年
 縦34.9cm
 長さ 上巻:870cm 下巻:1205cm




赤と緑、黄と紫、
補色調和でメリハリのきいた色彩に、
リズミカルな波の表現も目に楽しいこの絵巻、
修二会創始の伝説、お水取りの有名なエピソードや、
修二会を軸とする二月堂観音のご利益など重要な事柄をばっちり伝えています。



たとえば、
ポスターでピックアップされているこのシーンは、
笠置(京都府南部 笠置町)の龍穴から
下界に戻った実忠和尚が、
難波津の海岸から、
観音の住するという海のかなたの補陀洛山へ向けて
香花を捧げて供養し、
その甲斐あってか100日ほどして生身の十一面観音が海上から来迎したとされる場面。

実忠和尚の感得した観音は銅製7寸の像で、人肌のように温かかったことから、
人肌観音と呼ばれています。



このお話の人肌観音が、
二月堂 修二会のご本尊、
十一面観音像 二体のうちの一体なんですね。
お小さいので通称「小観音(こかんのん)」と呼ばれます。
もう一体のほうは、
ほぼ等身大なので「大観音(おおがんのん)」。

このように、
(堂自体の本尊は大観音ですが、)
14日間の修二会本行では、
前半(上七日)が大観音、
後半(下七日)が小観音を本尊として法要が営まれます。
(私、この事実を昨年まで知らなかったんです…(-"-)

安置される二体のご本尊は、
秘仏なので、
拝観することはできません。

一言で秘仏といっても、
さまざまなパターンで
公開時期が設定されていたりすることが多いですが、
こちらは、正真正銘 絶対の秘仏。

いつの時代からか
練行衆でさえも、目にすることはないそうです。
写真も公開されていません。


しかし、
その絶対の秘仏である観音様の光背を、
この「お水取り」展示会場で観ることができます。

これってスゴイことですよね?!

もちろん国宝。
制作年代は756年から翌年頃760年代頃、
大仏蓮弁線刻画より少し遅れた時期とのこと。

いやぁ〜、想像していたよりもずっと大きかったです!
1667年二月堂焼失時の被災で破損し、
焼け出された断片を復元的に配列したものですが、
描かれている彫刻の美しい絵柄をしっかり確認できます。
(当時の出火、 修二会期間の夜中だったそうです。噂では達陀行法の残り火によるものだとか?
 それでも中断されることなく三月堂で続行されたのですから…、スゴ過ぎる。)



どれだけ立派な観音様か…
大きく見事な光背を目にすると、
その威容がしのばれます。

図録の写真はコチラ↓

図録の表紙は、ポスターと同じく『二月堂縁起絵巻』のお水取り鵜の場面。↑
神々の参集に(釣りに夢中で)遅刻してきた若狭の遠敷明神(おにゅうみょうじん)が、
お詫びのしるしとして特別のお水を出すと、
黒白の鵜が岩から飛び出し、
豊かな水が湧きあがったとされる場面。
春を呼ぶお水取りにふさわしい山桜が可憐です。


それにしても、
この図録(たしか)1,000円だったと…思うのですが、
むちゃくちゃおススメです。
お水取りの概要がとてもよくわかるし、
写真豊富だし(もちろん図録だから)、
でも装丁が立派過ぎることもなくて気軽に見たいときにすぐ手に取りやすい。
※概説は西山厚氏(奈良国立博物館学芸部長)
 A4サイズ 76ページ


そんなわけで、
奈良国立博物館は、
JR・近鉄それぞれの奈良駅と東大寺の間に位置する便利な場所ですし、
ぜひ、
東大寺参拝(お松明見学 等)の際に、
立ち寄られてはいかがでしょうか?

会場では20分ほどの「修二会」の映像も見ることができます。


ほかにも、
展示物をみながら「へぇ〜」「へぇ〜」と、
驚くことしきり。
またブログでご紹介できたらお思います。
(…というか、まだご覧になってない方、
 私の偏ったフィルター通すよりぜひご自身の目で確かめてください。笑)
(実は上記の絵巻よりももっと心動かされて「持って帰りたい」とさえ思ったものがあります。)


奈良国立博物館http://www.narahaku.go.jp/
■電話
050・5542・8600(ハローダイヤル:美術館利用案内)
■料金
一般500(400)円 大学生250(200)円 ( )内は20名以上の団体料金
※高校生及び18歳未満、70歳以上、障害者手帳持参者(介護者1名含む)は無料
■開館時間
9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
■休館日
月曜日(ただし2月14日、3月7日、14日は開館)
■アクセス
近鉄奈良駅より徒歩15分、JR奈良駅及び近鉄奈良駅より市内循環バス外回りで氷室神社・国立博物館下車






2011年 お水取り2日目


東大寺二月堂、
1260回目となる修二会二日目の今日。

今日は、本当に、
ややこしいお天気で…、

どんより曇り空の朝、
午後から晴れ間が広がったと思っていたら、
また昼過ぎ降りだして、
あわてて洗濯物を取り入れたら、
再び晴れて、
そして、また降って、

結局、雨のお松明となりました。



私が、二月堂についたのは、
午後7時少し前。

お水取り二日目、平日の雨降りの夜…、
きっと人は少ないだろうなぁ〜と、
見込んでいたのですが、
ぜんぜんそんなことなかったです…。笑



二月堂周辺広範囲に、すっかり埋めつくされていたので、
今年最初の場所は、
北側の登廊の下から、
参拝させていただくことにしました。




7時前になると、加供(かく)奉行と呼ばれる方が、
チョロ松明というオリンピックの聖火くらいの松明を片手に持ち、
この石段を、3度往復します。

一回目は時刻を問い合わせる「時香(じこう)の案内」
二回目が練行衆の上堂を予告する「用事(ようじ)の案内」

この時、
二月堂周辺の明かりが一斉に消され、
辺りはシーンと静まり返った暗闇に包まれます。

次の瞬間、鐘楼の大鐘が鳴り響き…、

三回目「出仕(しゅっし)の案内」
「行きまっせ〜」と知らせながら階段を駆け上っていき、
練行衆の上堂を告げます。
そして、
堂内入り口で、
すでに上堂されているお一人目の練行衆の僧にむかって
「出仕(しゅっし)の案内」
とお伝えになり、
堂内の練行衆の方が「承って候」とお応えになります。

これを合図に、二月堂内陣の梵鐘が鳴らされ、
いよいよ練行衆の方々を先導するための松明に火がつけられます。


練行衆は11人いらっしゃいますが、
このように、
お一人はすでに上堂されていますので、
お松明は計10本ということなんですね。




松明は、
1本が長さ約6メートル、重さ40キロ。





童子に先導されて、
練行衆の僧侶が粛然と、
すぐそのあとにつづいて上堂されます。






























今年も、
こうして、
お松明の炎を見つめながら、
こみあげてくるものがありました…。






以下、過去記事から適当に抜粋↓↓↓

練行衆「食堂作法」と「生飯投げ」(2009年)
練行衆 午後一時の上堂(2010年)
お松明 登廊上がったところ北側の場所から(2010年)
お松明 舞台の上から(2010年)






「参籠(さんろう)宿所入り」2011年 東大寺 修二会(お水取り)


本日、練行衆の方々が、
戒壇院別火坊から、
大仏殿裏参道を通り、
二月堂の参籠宿所へと向かわれました。
取り急ぎ、画像だけアップします。(・.・;)
昨年の「参籠宿所入り」の記事に多少、書籍等で調べた事柄を記載しています。)
個人的には、明日の初日、
残念ながらお松明の参拝できないのですが…
とりあえず、
参籠宿所へと向かわれるお姿を拝見できて、
厳かな気持ちに浸ってきました。









































































































































































【関連過去記事】
2010年 お水取り1日目
2010年「参籠(さんろう)宿所入り」






雪の東大寺(2) 二月堂 → 法華堂 → 南大門


雪の東大寺(1) 戒壇堂 → 講堂跡 → 裏参道 つづきです。

しんしんと静かに降り積もる雪…。

2週間後にひかえた修二会(お水取り)に思いを馳せながら…、
日没後の雪の二月堂で過ごした時間。

あまりに素敵でした。

もう、

とにかく、

言葉は無用…の時間でしたので以下画像だけ並べてみました。

(いえいえ、
 決して手抜きの言い訳してるわけじゃないですよ。笑)












































































































東大寺二月堂


昨日の節分の日の、
二月堂です。

残念ながら、
豆まきの時間に参拝することができませんでしたが、
素晴らしいお天気でしたので、
たくさん、
写真撮ってきました。

少しづつ、
お水取りの準備も、
はじまっています。

取り急ぎ、(最近こればっかりですが…^_^;)
テキストなしで
画像だけどうぞ〜。





















































2011年 梅

















































































謙虚な夕日と、尻焦がし松明(2010年 お水取り14日目)


朝から、
ずっとパソコンの前に座っているのに、
まったく仕事が捗らず、
気持ちは焦るばかり…、

夕刻になって、
とうとうギブアップして、
散歩に出かけました。

そうだ、今日は、
県庁の屋上も
まだお水取りの期間中だから土・日開放してるはず♪…と、
迷わず県庁屋上へと直行。
(お水取りの期間中のみ土・日開放)

県庁についたのは、
閉まる20分前、5時40分ぐらいだったでしょうか、
とにかく誰も居ない。

そして、
そこから見えた西の空には、

「私、静かに沈んで、消えていきますので…どうか、そっとしておいて下さい。」とでも言ってるような、
とっても地味で謙虚(?)な夕日。



実に、いいなぁ〜、こーゆう夕日も。
なんとなく、私の理想とする人生の終わり方 だなぁ。

…っていうか、おい、暗いぞ!?私 (苦笑)

でも、まるで捗らない不毛な作業の一日を過ごすと、
誰でもきっと少なからずこんな気分にもなるはず。(涙)


とにかく、
独り占めの、だれもいない不思議な空間、
ぐるっと、屋上を一回りして、











再び、もとの場所に立ったときには、

すでに夕日は、

静かに生駒山の向こうへと、姿を消したあとでした。




そうこうしているうちに、
警備の方も、屋上を閉める準備を始めたので、

気持ちの良い深呼吸をしたあと、
屋上を後にしました。


さて、
まったく寒くないこんな夜、
天から「お水取りに行きなさい」と促されているようで、

時間的にもちょうどいいし、
お散歩の延長で、
てくてく二月堂まで歩いてみることにしました。

二月堂に到着するのは、ちょうどお松明が始まる5分ほど前になりそう。
だから、
ま、欄干に勢揃いする10本のお松明がチラッと見えて、
そして、
ちょっとだけでも雰囲気を味わうことができればいいな…ぐらいの気持ちだったのですが、

それでも、甘かった…(>_<)

すでに、二月堂の前は、超満員ということで、
奈良太郎でお馴染みの鐘楼のある場所で足止めを余儀なくされ、
そのまま猫段を降りて、大きく迂回して、
第二拝観場所と称された裏参道途中の駐車場へと、
導かれる羽目に…。



ま、しかし、

そこからの眺めも悪くなかったです。

初めて経験するお松明参拝の場所ということもあって、
目に映る景色がとても新鮮でした。

それに、
その場所から、私のカメラで撮影するのは、
絶対無理…ということで、
観ることに集中できましたし。(笑)

↓それでも悪あがきで一応、撮ってみましたが…。(しかも二枚目は合成です。アシカラズ…)





そんなわけで、
2010年のお松明、終わりました。

練行衆は、このあとも、
22時頃に、走り
23時過ぎ だったん 等の通常通りの行法をされ、
深夜に下堂、そしてすぐ結願上堂。
破壇・涅槃講・咒師神供・大導師神所・咒師護摩などがあって
午前3時過ぎに満行下堂されるそうです。

さらにそのあと、
仮眠と入浴、そして宿所にて昼食のあと上堂し、
四座講・開山堂参拝、解散。


本格的な春の到来です。






2010年 お水取り10日目


すでに2日ほど経過してしまったのですが、

3月10日の、ようしゃない寒の戻りのあの日も、
お水取り 参拝してました。(笑)



この日のお天気は、
少し晴れ間が見えたかと思えば、
次の瞬間には、どしゃ降りの雨…、
さらには、バラバラすごい音でヒョウが降りだしたりと、
劇的変化。
でも、お松明が始まるころには、
雨もピタリと止むのですから不思議なものです。

ご遠方からお越しの、
にゃらさんと、一緒に、
ぶるぶる震えながら、
二月堂の舞台で1時間半ほど待機して、
からだの芯まで、すっかり冷え冷えでしたが、

お松明が、始まれば、
そんな辛さも一瞬で、
吹き飛んでしまいます。

強い風にあおられて、
いつもにも増して、炎が大暴れ!

まさに炎の乱舞という言葉がふさわしい
大迫力のお松明の夜でした。













12日の今夜は、
とりわけ大きなお松明の日です。

今頃、籠松明の11本の炎に、
多くの参拝者が歓声をあげていることでしょうね。







「二月堂の本尊」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


二月堂の本尊、
十一面観世音菩薩は、
二体あります。

それぞれ通称で
ほぼ等身大の「大観音(おおがんのん)」、
もう一体は、
小さいので、「小観音(こかんのん)」。

小観音は、実忠和尚が、
摂津の難波津に流れついた人肌の生身の観音を持ち帰り、
二月堂に安置した…との不思議な伝説があることから、
人肌観音とも呼ばれています。

ご存知のように、
この二体の本尊は、
秘仏なので、
拝観することはできません。

一言で秘仏といっても、
さまざまなパターンで
公開時期が設定されていたりすることが多いですが、
こちらは、正真正銘 絶対の秘仏

いつの時代からか
練行衆でさえも、目にすることはないそうです。
写真さえも公開されていません。

そして、お水取りの期間中、
二体の本尊は、
それぞれ当番制?になっていて、(笑)
大観音が、前半の本尊を担当し、
小観音が、後半を担当します。



その当番交代の日が、
3月7日の日没後「小観音出御(こがんのんしゅつぎょ)」と呼ばれる行事。
これにより、
お水取りは後半を迎えます。

奇しくも、
友人と、私は、
そうとは知らずに
その小観音出御の時間、
二月堂の舞台に立っておりました。

堂内では、
素晴らしい雅楽の調が奏でられており、
明らかにいつもと違う…、
いつにも増して並々ならぬ厳かな雰囲気。

さらに、
この時間なのに、
やけに局(つぼね)にたくさんの人が入っていらっしゃるなぁ〜」と、
思いました。

しかし、無知とは恐ろしいもので、
私たちは、
ひたすらお松明の始まりを待つことしか頭になく
せっかくの貴重な場面に居合わせ幸運にもまるで気づかず
例の世俗にまみれた会話をぺちゃくちゃ続けていたのであります。(>_<)

嗚呼、なんて愚か者…。

私たちの隣で、
同じく世俗まみれ(?)のご婦人方が、
「雅楽のテープ流れてるわ」っておっしゃってました。

いやいや、東大寺修二会 お水取りにおいて、
テープはありえないでしょう…、笑

ま、そんなことより、
来年のリベンジ心に誓いました。



ところで、
絶対秘仏の観音様、
いったいどんなお姿なのか気になりますよね…。(笑)

現在、奈良国立博物館で開催中の「お水取り」
特別陳列(14日まで)で、
両本尊の様子が伺える仏画などが、
展示されていますよ。

過去1259年の間には、
絶対の秘仏ではない時期もあったようです。

ポスターにもなっている二月堂曼荼羅図の中にも、
観音様が描かれています。
さらに、こちらに描かれている二月堂は、
1667年の堂炎上以前の様子を伝える貴重な資料でもあります。
(当時「だったん」の残り火で火事になったのだとか。)



会 期 平成22年2月6日(土)〜3月14日(日)
会 場 奈良国立博物館 東新館
休館日 2月8日(月)・15日(月)・22日(月)
一般 500円

詳細は→コチラ

他にも、たいへん優しい雰囲気の観音様の仏画も展示されています。
見ているだけで、ふんわり優しい気持ちになれるような、温和な表情されていました。




そして、
本尊テーマの今日の記事(大げさ!)の最後のしめに、
手もとの書籍「お水取り」の「長老聞き書き」の文章から、
とても印象深い橋本聖準長老のお言葉が掲載されていましたので、
引用転載させていただきます〜。

二月堂の観音さまは、慈悲深くやさしい仏さまだといわれていますが、参籠した者からいうと、非常にこわい厳しい観音さまです。
 練行衆は昼から水を飲みませんでしょ。それで風呂から上がったときにうがいをするのですが、喉がカラカラであるにもかかわらず奥には一滴も水を通しません。誰も見ているわけではないから、飲もうと思えばできる。だが、観音様が見ておられる。観音さまはいつも一緒におられて、私どもの邪心を見抜いてしまわれる。観音さまはそうした仏さまなのです。これは秘仏であることと関係があると思います。目のあたりに拝まず、心の中で拝む。
…つまり、観音さまはいつも心の中においでになって、見ておられるということです。「大観音」「小観音」の区別なしに、観音さまです。

東大寺お水取り 小学館




キラキラ奈良市観光協会公式HP
キラキラ奈良県 観光情報
キラキラNara City Sightseeing
・奈良県復興ポータルサイト
・NPOセンター 奈良災害支援ネット

緊急災害時動物救援本部
被災犬&被災猫レスキュー 東北地震犬猫レスキュー.com





profile



↓↓↓なら散策日記チャンネル


奈良市在住10年目の一般奈良市民が、何気ない普段の奈良の日々をつづった趣味ブログです。
美しい自然と、奈良公園の鹿・猿沢池の亀・奈良町ニャンコ達に挨拶する毎日に感謝。
素敵な奈良の素顔が、伝わればいいなぁ…(*^_^*)




selected entries

mobile

qrcode

里親募集

categories

奈良の書籍コーナーはこちらです。

archives

links

calendar

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>


--------------------

ごゆっくりどうぞ♪(*^_^*)
--------------------


others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM