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2010年 お水取り7日目


3月7日、雨が降ったりやんだりの日曜日、
親知らずの肉片(!)でお馴染みのK.I さんと、
毎年恒例の「スィーツ→お水取り→志津香の釜飯→スィーツ」のコースを楽しみました。


K.I さんは、
4〜6カ月ごとに定期的に会う気の置けない大阪在住のお友達で、
いつの頃からか、
お水取りも、かならず毎年一緒に参拝してます。

ここだけの話ですが、

実は彼女、
過去、雨の二月堂 お水取りの舞台の下の斜面で、
滑って転んだことがあります。
幸い、怪我もなく、
巻き添えもなかったので、
二人の間では、
生涯語り継がれるであろう最高の茶飲み話となってます。(笑)

しかし、
怪我はなかったものの、
雨の斜面で、
まるで二月堂に平伏すような姿勢で、
前方につんのめったので、
黒いコートと、ブーツは、それはもぅすごい有様になりました。
「泥だらけ!」という生易しい言葉で、
済むような状態では決してなかったです。
その日の夜、
近鉄電車の改札口で、
やむを得ず、そのままの姿で帰っていく彼女の姿…、
今も目に焼き付いて忘れられませんから。

しかし、これが時系列で思い出せない。

それからというもの毎年、お松明がはじまるまでの小1時間の待ち時間で、
繰り返される私たちの同じような会話…。

今日みたいな雨の日やったね。

(滑って転んだのは)何年前の「お水取り」やったっけ?

5〜6年前?

いやいや、もっと前やわ…多分。
だって、あのとき、
Mちゃんは、まだ結婚してなかったし、
Kさんは、すでに離婚してたもん。

(昔、同じ職場で働いていたので、共通の知人も多いのです…。(^_^;)

じゃあ、9年前?!

へぇ〜、もうそんなに経つのか…、
早いもんやねぇ。


あのコートについた泥、すぐ取れた?!
(多分、何度も、すでに聞いてるとは思うんだけど、同じことまた聞いてしまう…。)



そして、次第に、
私たちの会話は、
ここ数年で失われた多くのもの

肌のハリ、

コシのある艶やかな髪、

視力、体力、集中力…等々の、

嘆きと慰めの語りあいへと流れて行きます。

さらに、肩こりの辛さ、等々へと移行していくことも、
ここ数年すっかり定着しているお馴染みのパターン。(苦笑)

というか、
最近ではすっかり加齢現象自慢!の様相を帯びてきてる感じ。
(彼女は、私より年下ですから、一緒にするのは申し訳ないのですが。)

とはいえ、もちろん
加齢にあらがうための話題も欠かせません。
たとえば、今年は、
まつげエクステってどう?みたいな…
そういえば、
3〜4年ほど前は、
レーシックってどうなんやろ?みたいな話もしてたっけ。


すいません、
厳格な場所で、
俗世まみれの会話をして…。(-_-;)

一応とっても小さい声でこそこそ、
なるべく周囲に方には聞こえないように、
迷惑かけないように…してるつもりなんですが。

一人で待つ、お松明までの時間は、
つらく長いものですが、
知人と一緒だと、かように楽しいおしゃべりで寒さをしのぐことができて、
助かります。

多分、来年も、
どちらともなく、
「あれ、何年前やったっけ?」なんて、
同じ会話をしてるんだろうと思うし、
実際、そうだとしたら、
それはそれで、たいへん幸せなことです。(笑)


そんな、K.I さん
今年は、二月堂の舞台の上で、
手袋を片方紛失されました。(>_<)

だから、2010年 遷都1300年の記念すべき今年は、
(滑って転ぶほどのインパクトではないにしろ)
手袋を落とした年ということで、
二人の記憶に刻みこまれることになると思います。(笑)

いや、黒い皮の高価そうな手袋だったので、
彼女にしてみれば、
同等の、あるいは、
それ以上の悲しみだったかもしれませんが…。








同じ日jp3pzdさんが撮影されたお松明の動画


ところで、

この日、お水取り7日目は、
「小観音」お迎える儀式の日でした。

絶対秘仏とされる本尊は、
等身大の大観音と、
輿(こし)の形をした厨子(ずし)に納められた小観音二体があります。

ちょっと、
観音様のことを調べてみたので、
また後日、記事にしたいと思ってます〜。


【関連過去記事】
K.Iさんと一緒に食べた大仏プリン






2010年 お水取り3日目




今日の空は、
ときおり吹く風が、
空にポコポコ浮かぶ雲を誘って、
青空を散歩しているような楽しさ♪

気持ちのいいお天気でした。



とはいえ、一時の異常なほどの暖かさはひと段落し、
じょじょに寒さが戻りつつあるようです。
(来週ぐらいから、ふたたび寒の戻りが厳しそう〜。)


ところで…、
毎年、今のこの時期、お水取りが終わるまでの毎日、

どうしよう…、今日は二月堂行けるかなぁ〜、

でも、やっぱり今日の予定に支障きたすし我慢しようかなぁ〜

でも、今のうちに行っとかないと、来週は寒いらしいしなぁ〜、

でも、「また、行くの!」と、
周囲からの煩いお小言を聞くのいやだしなぁ〜

どーしようかなぁ〜


…てな具合に、四六時中、心の中で葛藤・葛藤・葛藤…。

結局、行くにしろ、やめるにしろ、
一日が終わり床に就くころには、もぅグッタリです。(苦笑)

このお水取りのために、
国内・世界各地のご遠方から参拝にいらっしゃる方々には、
贅沢な悩みだとお叱り受けそうですが…。

ほんと贅沢な悩みですよねぇ〜。
ぐったりなんて言ってたら罰があたりそうだ。
感謝しなくちゃ。



で、3日目の今日は、

葛藤、葛藤の末、

お昼の間に、超特急で行ってきました。



すでに、
練行衆の食堂作法(過去記事コチラ)の「生飯(サバ)投げ」には、
間に合わない時間だし、

局(つぼね)で、
ほんの少しでも、
日中の勤行の聴聞ができればいいなぁ〜という
心づもりでした。

なので、二月堂に到着後は、
迷わず石段を駆けあがって欄干に直行。



で、ふと下の見ると、

あれ?

まさに、練行衆の生飯投げ真っ最中!



あぁ、早まった…。(>_<)


近くで拝見したかった…。

ガックシ。

でも、

…ってことは、

これから、日中の勤行で、
練行衆がお堂に入られる様子を、
見ることができるってことね…と、
すぐに、落胆が喜びに変わり、(笑)

待つこと約15分程度でしたでしょうか…、

登廊を童子とともにつぎつぎ上がって来られる練行衆のお姿を、
拝見することができたのでした。(嬉)








ところで、

私は、まだまだお水取り熱中歴 わずか 3〜4年程度のヒヨッコですので、
知らないことだらけです…、

そこで、今日の様子を振り返りつつ、
今一度
一日の勤行の流れを、
復習してみました。(笑)


東大寺 修二会 (お水取り)は、
連日、六時(ろくじ)に、勤行(ごんぎょう)を勤めるという、
システム(?)になっているそうです。

その 六時(ろくじ)とは?

一日を
日中(にっちゅう)・日没(にちもつ)・初夜(しょや)・半夜(はんや)・後夜(ごや)・晨朝(じんじょう)に、
六分した時刻のことを指します。

それらの時刻ごとに、
悔過(けか)・祈願呪禁(しゅごん)の作法が、
荘重な声明のもとに行われるというわけです。

毎日の勤め作法の内容や時間は、
日により少しずつ異なりますが、

正午に1日1度の食事をとり、
午後1時頃に二月堂へ上堂(じょうどう)
日中日没の法要をおこない、下堂(げどう)

午後7時に再び上堂して初夜・半夜・後夜・晨朝の法要をおこなわれます。
下堂は、早くて午前0時半
遅ければ午前4時頃

毎晩のお松明は、
初夜 上堂の時、
練行衆の足もとを照らす道明かりの道具です。



そして、今日の練行衆のお写真は、
食堂作法が終わったあとすぐの上堂の時です。



そのあと、
北の局で、
私が居れた時間は、わずか20分程度でしたが、
厳かな声明を拝聴できたのでした…。
(勤行は、もっと長い時間なさってます。)



登廊では、
今夜のために用意されたお松明が、
出番を待っています。













2010年 お水取り1日目


二月堂に到着したのは、午後6時前でした。

今夜はあいにくの雨でしたが、
有難いことに非常に暖かく、
お松明が始まるまでの1時間ほどの待時間も、
例年ほど苦には感じられませんでした。

しかも、
不思議なことに
お松明が始まる午後7時前には、
いったんピタリと雨が止みました。
そのあとも断続的に時雨れたものの、
傘なしでも、なんとか耐えることができる程度のものでした。



2010年のお水取り初日に狙いを定めた場所は、
童子の担ぐ松明を先立てて、
練行衆が入堂される様子を、
真近で見ることができるところ!

幸運にも、
雨模様かつ初日という条件下のせい(?)か…、
非常にスムーズに、
目当ての二月堂北側の北手水のあたり、
その場所に立つことができました。

私のしょぼいカメラでは、
その場から目にうつった一部始終の様子…、
残念ながら美しく画像に残すことができなかったのですが、
少しでも、その臨場感をお伝えできますようにと、
願いをこめて。笑



7時きっかりの鐘の音を合図に、
あたり周辺、またたく間に煙がたちこめ、
揺れる赤い炎の影が、
お堂の壁にゆらゆらと映し出された矢先、
お松明の炎が登廊から登場。





この激しい松明の炎の先導で、
お一人づつ、
練行衆が登ってこられます。

そして、
階段を登りきった場所でいったん、
東側(多分、東にある遠敷社に対して?)に手を合わせたあと、
南側の堂内へと入っていかれるのですが、



四識(ししき)という役職の練行衆のお松明のときは、
画像のように、
先導の童子が、堂内への入り口手前で、しばし待機し、
練行衆の入堂を見送ります。





そして、激しく燃え盛るお松明は、
いよいよそのあとすぐ、
舞台のほうへと廻り、
待ちうける真下の一般人を、
激しい炎の乱舞で、魅了するわけですね〜。


と同時に、私たちが、
お松明の炎に歓声をあげているあいだにも、

堂内から響き渡ってくるドッドッドッという激しい音。

入堂した練行衆が、独特のお作法を用いて、
内陣へと入って行かれる時の沓(くつ)の音です。



お松明、
始まってしまえば、約15分〜20分ほど、
10本が終わってしまうまでは、アッという間です。

でもそのあとも、
練行衆が揃って礼堂の床を踏みならすリズミカルな音が聞こえてきて…、
つい、
北の局(つぼね)に居て、
内陣の様子を目を凝らして見つめていたい…、
声明に耳をすませたい…と、
願ったのですが、
諸事情がそれを許さず、
今夜もお松明が終わり次第、
すぐにさっさと帰ってきたのでありました。


手もとの書籍によりますと、
お水取りは、
この沓の音はじめ、
鐘、法螺(ほら)、鈴、錫状(しゃくじょう)など、
音を立てることが、
非常に重要な特徴の一つなんだそうです。

その「音」は、
一種「お祓い」の意味合いをもっているのではないか…
との定説があるのだとか…。



ご存知、縁起もののお松明の燃えかす…。

狙ったわけではなかったのですが、
目の前にどっさり落ちてたので、
ついわしづかみで持ち帰ってきてしまいました…。
今、部屋中、香りが満ち満ちています。
いろんな物に匂いが染みついたら、ちょっと困る感じ…(^_^;)
欲張り過ぎました。


今年は、多分、
昨年みたいに、ほぼ連日お水取りに通うことは無理かなぁ。(涙)
でも、
初日にこうして二月堂修二会に参拝できたことに、
深く感謝です。
次は週末くらいに参拝する予定…。


関連過去記事⇒沓(くつ)の音(2009年 お水取り5日目)

お水取りカテゴリー⇒コチラ


(参考図書 「東大寺 お水取り」小学館・「東大寺お水取り」佐藤道子 朝日新聞社出版)







「参籠(さんろう)宿所入り」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


2月末日の今日は、練行衆が、
戒壇院別火坊から、二月堂参籠宿所へ移動される日です。


       ↑こちらは若草山をのぞむ戒壇堂。



別火坊では、午前中、
大広間に火舎(かしゃ)火鉢が置かれ、
香がくべられ、
練行衆たちの荷物一切を
この香で薫じる香薫(こうくん)の儀式が行われたあと、
参籠宿所に送られます。

そのあと、
練行衆に追い出し茶と呼ばれる生ぬるい番茶が出されます。
飲み終えるとさっそく、大仏殿裏参道をとおり、
参籠宿所へと向かいます。









そう広くない二月堂への裏参道ですから、
築地塀にへばりつくように立つ私の、
わずか1メートル目の前を11人の連行衆が通っていかれたのですが、
その数秒の間、
私は、デジカメのシャッターを押すこともすっかり忘れ、
こみあげる何かを噛みしめていました。
(ていうか、そんな近くでシャッター押すのはいくらなんでも失礼過ぎますしね。)

連行衆のその覚悟をあらわすような真っ白のお召し物も、
美しくて…、
しずかに心の底から、
湧き起こってくる畏敬の念ともいうべき情感を、
ズシリと実感した次第…。




二月堂の参籠宿所前で、

参籠経験のある「娑婆(しゃば)古練(これん)」らが出迎えます。
この時、一礼するだけで言葉は発しないのだとか。





このあと、引き続き、薄暮を待って、
咒師(しゅし)役によるお祓い
「天狗寄せ」と呼ばれる儀式大中臣(おおなかとみの)祓(はらい)が実施されますが、
今日のところは、これにて退散することにしました。

昨年2009年の大中臣祓の様子はコチラ





今夜、3月1日の午前0時すぎから、
修二会のお勤めがはじまります。

まず食堂(じきどう)で「授戒」が行われ、
連行衆は、このときはじめて
修二会用の袈裟を身につけられるそうです。

あの黒いカッコいい袈裟ですね。笑
食堂の場所と袈裟は↓コチラの過去記事をどうぞ
2009年 お水取り8日目「食堂作法」と「生飯投げ」(さばなげ)


私たちに馴染み深いお松明は、
毎朝早朝、童子により作られ、
毎夜、初夜上堂の連行衆の足明かりとして、
一本づつ合計10本燃やされます。


嗚呼…、

昨年、参籠宿所の近くで見た時の
パキパキと、松明の杉の葉が燃える音と香りが蘇ってきました。(笑)


四月堂には、
開山堂(非公開)の糊こぼし椿が一輪 飾られていました。
(「糊こぼし椿」関連過去記事→お水取り 花ごしらえ


(参考図書 「東大寺 お水取り」小学館・「東大寺お水取り」佐藤道子 朝日新聞社出版)






「暇乞(いとまご)い」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


試別火(ころべっか)の最終日、
二月堂にこもる練行衆(れんぎょうしゅう)11人が、
社参」と「暇乞(いとまご)い」をしたと報じられていました。


練行衆11人、本坊に「暇乞い」
2010年02月26日
◎…春を呼べ 東大寺お水取り…◎
試別火(ころべっか)の最終日を迎えた25日、二月堂にこもる練行衆(れんぎょうしゅう)11人が、境内のお堂に参拝する「社参」があった。途中で本坊に立ち寄り、参籠(さんろう)をしない娑婆(しゃば)の僧侶に行の間の寺務を委ねる「暇乞(いとまご)い」をした。

asahi.com練行衆11人、本坊に「暇乞い」-マイタウン奈良より引用転載




昨日25日は、
2月としては観測史上最高を記録したそうです。
実は、そんな初夏を思わせる強い日差しのなか、
わずか15分ほどでしたが、
自転車飛ばして東大寺境内に滑り込み、
練行衆のお姿を拝見することができました。
(ハミさん情報ありがとうございました。)


午後1時過ぎ、
戒壇院の別火坊を出発した連行衆。



まずは、勧進所に参拝。



興味深いことに、拍手(かしわで)を打っていらっしゃいました。

参」だから、柏手なのでしょうか…?


続いて、大仏殿などを巡ります。








そして、本坊を訪れ、「暇乞(いとまご)い」をします。

暇乞とは、留守を預かる僧らにあいさつをするもので、
参籠(さんろう)をしない娑婆(しゃば)の僧侶に、
行の間の寺務を委ねる意味があるのだそうです。



このあと、練行衆は開山堂を参拝し、
いったん自坊へ戻り、
夜に再び別火坊に入ります。

開山堂参拝の様子を奈良倶楽部通信さんで、
記事にされていましたよ。
http://naraclub.blogspot.com/2010/02/2010225.html
(すいません、許可なくリンクさせていただきました。(・.・;)



雨降りの今日26日から、一段と厳しい「惣(総)別火」が始まっています。

戒壇院の外へ一歩も出ることなく、
湯茶を勝手に飲むことも、
土の上にも下りられない状態で、
私語も慎み、
3月1日から始まる本行に備えます。










「花ごしらえ」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


3月23日は、花拵え(花ごしらえ)

花ごしらえとは、
前行 試別火(ころべっか)中の練行衆が、
二月堂内の須弥壇(しゅみだん)を飾る椿の造花と南天を作る行事です。



タロの木(タラノキ)を芯にして、
その上に紅白の五枚の花弁をつけます。

過去記事もあわせてどうぞ→2009年 お水取り 花ごしらえ

練行衆が手分けして作った400個の椿の造花は、
総別火(前行の後半)で、
椿の枝に取りつけられるそうそうです。

そして、
修二会満行の破檀のあと、
お役目を終えた椿の花は、
その夜のうちに、
童子や仲間に配分されるのだとか。

(参考図書 「東大寺 お水取り」 小学館)


↓↓↓コチラで花ごしらえの動画が見れます。

東大寺・お水取りへ「花ごしらえ」 男たちが手作り
奈良・東大寺で23日、二月堂修二会(しゅにえ)(お水取り)に向けてツバキの造花を作る「花ごしらえ」があった。
11人の練行衆(れんぎょうしゅう)(こもりの僧)らが、準備の合宿を続ける戒壇院の別火坊(べっかぼう)の広間に集まり、赤、白、黄の和紙を花びらやめしべ・おしべの形に切り、のりで木の芯に張り付けて、ひとつずつこしらえた。すべて男たちの手作り。できあがった400個の花は本物のツバキの枝に挿して二月堂の本尊・十一面観音像の周りに飾り、春を待つ法会を彩る。

asahi.com(朝日新聞社):東大寺・お水取りへ「花ごしらえ」 男たちが手作り - トラベルより引用転載







「社参」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


毎年3月21日の昼食後、午後1時から、
参籠(さんろう)中の無事を祈って
試別火(ころべっか)前行中の練行衆全員で、
社参(しゃさん)に出発されます。



道順は、東大寺境内の、

八幡殿⇒大仏殿⇒天皇殿⇒開山堂⇒二月堂下の湯屋

その道中、行列がどこを歩いているかわかるように、
「猫段」「大鐘」「法華堂下の石段」で法螺貝を吹くそうです。

実は、昨年の3月21日、
「来年は、かならず21日に、
東大寺の猫段で、待ち伏せして、
「社参」の練行衆のお姿を拝見したい!って思っていたのに、
すっかり忘れてました…。(涙)
2009年 お水取り 社参・試みの湯

そんなわけで、今年も新聞の記事で知りました。


参籠の無事祈り参拝
奈良市の東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)で、試別火(ころべっか)に入った練行衆(れんぎょうしゅう)が21日、参籠(さんろう)中の無事を祈って境内のお堂を参る「社参」を行った。
午後1時、練行衆11人が戒壇院の別火坊を出発。

参籠の無事祈り参拝 奈良 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞)引用転載


来年こそは、
猫段で連行衆待ち伏せ…。

連行衆に、少しでも近い場所に居れるだけで、
何だか、
心が少し浄化されていくような気持ちになれるんです。






「試別火」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


本日の奈良市は、
快晴です。

今朝の陽気に誘われて、
(とっても急ぎ足で!)
東大寺近辺、お散歩してきました。

東大寺境内の大仏殿前の鏡池は、
その名のごとく、
くっきりすっきり、
大仏殿を映し出していました。



8時半ごろでしたが、
すでに多くの参拝者。
とりわけ、
中国からの団体さんが多かったように感じます。
なんとなく中国語の雰囲気?だったので…笑



そして、今日は、
そのまま大仏殿の前を西側に進み、
訪れたのは、
四天王像で有名な東大寺の戒壇堂



お久しぶりに四天王にお会いしたかったんですが、
何かとバタつく週明けなので…
今日のところは残念ながら前を素通り。



今朝の目的地は、
戒壇院の庫裏です。

ここは、
お水取りのときだけ別火坊と呼ばれる合宿所になるのです。



そして、先日の20日から、
11人の練行衆(れんぎょうしゅう)がこの場所へ入り、
お水取りの前準備、試別火(ころべっか)が始まっています。

試別火(ころべっか)とは、
仏教行事の修二会(しゅにえ) お水取りの前行で、
清浄さのために世間と違う火を使う生活に入ることから別火(べっか)

その前半は、試み(慣らし)の意で試別火(ころべっか)
そして、
後半は惣(総)別火 (そうべっか) と呼ばれます。



試別火(ころべっか)では、
二月堂内の須弥壇(しゅみだん)を飾るツバキの造花「花ごしらえ」や、
行中に身に着ける和紙製の「紙衣(かみこ)」作りなど、
本行に向けた準備が進められます。
(過去記事→お水取り 花ごしらえ



多くの参拝者でにぎわう大仏殿参道とはうってかわって、
静謐感漂うこの場所で、
すでにお水取りが始まっているのだなぁ…と、
感慨にふけりながら、
前を少しうろうろして満足感に浸った朝でした。




◎春を呼べ 東大寺お水取り◎
修二会(しゅにえ)とは二月(旧暦)に修める法会(ほうえ)のこと。そのための試み、慣らしだから「試(ころ)」といい、煮炊きや暖をとる火にさえ清浄さを求めて世間とは別に起こすから「別火(べっか)」という。

asahi.com「別火」 心も体も清めの準備-マイタウン奈良より引用転載


東大寺:筒井寛秀長老死去で、修二会練行衆を変更 大導師は狹川執事 /奈良
東大寺(奈良市)は27日、筒井寛秀長老の死去に伴い、3月1日に本行入りする修二会(しゅにえ)(お水取り)にこもる練行衆(れんぎょうしゅう)を変更すると発表した。
(略)
大導師 狹川普文・東大寺庶務執事▽北座衆之一 黒川佳応・施法寺住職▽南座衆之一 森本公穣・東大寺福祉事業団常任理事▽北座衆之二 上野周真・大仏殿副院主▽南座衆之二 尾上徳峰・祥明寺住職▽中灯 池田圭誠・金龍寺徒弟

東大寺:筒井寛秀長老死去で、修二会練行衆を変更 大導師は狹川執事 /奈良 - 毎日jp(毎日新聞)より引用転載








「お松明」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


先日の11日、京都府京田辺市からの竹に加え、
その後も続々と、立派な竹が東大寺二月堂に奉納されているようです。


生駒の庄田松明講 宝珠院に竹寄進
東大寺二月堂(奈良市)の参道にある同寺塔頭(たっちゅう)・宝珠院に17日、修二会(しゅにえ)(お水取り)の松明(たいまつ)用の竹8本が届いた。生駒市高山地区の「庄田松明(しょうみょう)講」が、毎年この日に寄進している。

asahi.comお水取り「籠松明」へ-マイタウン奈良より引用転載


春への祈り:’10お水取り 「仁伸会」が竹送り 東大寺二月堂へ14本奉納 /奈良
 奈良市の住民グループ「仁伸(じんしん)会」が14日、東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)で使うたいまつの竹などを二月堂に奉納する「竹送り」をした。

春への祈り:’10お水取り 「仁伸会」が竹送り 東大寺二月堂へ14本奉納 /奈良 - 毎日jp(毎日新聞))より引用転載


先日のお散歩のときにも、
二月堂登廊付近に立てかけられた竹が増えていました。
竹はいずれも長さ約9メートル、直径10センチ以上とのこと。



この中から、
籠松明(かごたいまつ)11本が選ばれるわけですね。

籠松明(かごたいまつ)とは、大松明(おおたいまつ)とも呼ばれ、
12日夜に使われる特別大きな松明のこと。

そして、残りは他の日の松明になります。



通常のお松明は長さ約6メートル重さ約40キロ

そして、籠松明(かごたいまつ)は、
長さ約8メートル重さ約60キロあるといわれています。
化粧板(やすいた)と呼ばれる杉の薄板約7枚で囲み、
お花のように仕上げるのが特徴だそうです。

いずれも、
童子(どうじ)が担ぐときに、バランスがとりやすいようにと、
竹には根がつけられています。

↓↓↓仕上げられた籠松明の画像 2009年過去記事より再掲


「お水取り」といえば松明のみを連想する人が多いですが、
(私も「松明のが有名なのに、どうして「お取り」なの?って思ってました。苦笑)

本来、松明は、「修二会(お水取り)」という仏教行事のごく一部
練行衆(れんぎょうしゅう)の足元を照らすための道案内の道具です。

練行衆(れんぎょうしゅう)とは、修二会を行なう行者で、選ばれた11人の僧侶。)
童子(どうじ)とは、練行衆をを支え、行事を補佐する役割の方々。)

仏教行事 修二会(しゅにえ)、通称「お水取り」は、
1250年以上途絶えることなく続けられているわけですが
用途を考えれば、これほど大きな松明は必要なかったはず。

でも、17世紀終わり頃
すでに見物人を集めるほどに、
お松明が有名になっていたと推測されるような記録が残っているのだとか。
(参考図書 「東大寺 お水取り」 佐藤道子 朝日選書)

寒い冬の夜空を焦がすお松明の火の呪力に多くの人が酔いしれ、
どんどんエスカレートしてしまったんでしょうか?!
その気持ちは、
私たち現代人もまったく同じですね。


この登廊(のぼりろう)を、
童子が松明を先立ててゆっくり上がり、
連行衆が一人ずつあとに続き入堂します。



連行衆が入堂したあと、
いっそう強く燃え上がるお松明を抱えた童子は、
回廊の欄干で夜空に高らかに松明をかかげます。
すると、いっせいに火の粉が舞い散り、
それを見る私たちは歓声を上げて興奮のるつぼ…ってわけですね。笑


↓↓↓2009年過去記事より再掲










JR東海CM お水取り篇


CM内、欄干にお松明が並ぶ様子は、
最終14日目の尻焦がし松明
短い間隔で連続して松明が上がっていくので、
前を行かれる僧侶のお尻を焦がしてしまいそうになることから
「尻焦がし松明」と呼ばれます。

10本全部の松明がつぎつぎと、
舞台の上に現れ、
揃って火の粉が振り落とされる様は壮観!

この14日の「尻焦がし松明」以外の日は、
お松明は、少しずつ間隔をおいて欄干に登場します。



■お水取り日程■(過去記事より再掲)







「油量り」2010年 東大寺 修二会(お水取り)


昨日18日、お水取りの「油量り」の作法が行われたと報じていました。


お水取り本行の灯 二月堂で「油量り」
東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)(お水取り)が間もなく始まる。3月1〜14日の本行を前に、灯明用の油を運び入れる作法の「油量り」が18日、二月堂であった。
行中の明かりは基本的に、植物油を使う灯明だけ。三つのつぼに分けて堂内に置き、必要に応じて取り出す。この日は、寄進された油を缶からおけに注いで量ってはつぼに移し、堂内に運んだ。その様子を、練行衆(れんぎょうしゅう)(こもりの僧)の庶務監督役である堂司の上司永照さんや、雑務を担当する処世界の佐保山暁祥さんらが堂内から静かに見守った。

asahi.comお水取り本行の灯 二月堂で「油量り」-マイタウン奈良より引用転載


今朝はお天気も良かったので、
二月堂まで(急ぎ足で)お散歩に行ってみました。

こちらのお堂の中で、油量りが行われたのですね。


舞台の下には、すでに、
お水取りの時だけ設置される竹の柵が組まれていました。



そういえば、数日前の新聞で、
「お水取り 警備で初の補助金」との記事を読みました。
2009年度補助金(観光客の安全対策費)487万円を支出とのこと。

今年は、補助金の分、竹柵も増えているのかな?

たしかに、
そう広くもないのに、急な坂や階段が多いこの場所、
3月1日から14日までの連日、
数千人〜3万人(12日籠松明)を超える人が、
詰めかけるのですから、
将棋倒しみたいなことになったらたいへんです。

意外にも、
お水取りへの補助金は初めてのことらしいです。

今までは東大寺が、
約1500万円!をかけて警備員を配置するなどしてきたのだそうです。

そういえば、
眼光鋭くて、少し怖いあの警備員さん…、
今年も会えるかしらん?! 笑






局(つぼね)の畳の入れ替えも行われている様子(?)
↓↓↓

局(つぼね)とは?→こちらの過去記事「二月堂平面図」をご参考にどうぞ



↓↓↓2009年過去記事より再掲








【関連過去記事】
お水取りカテゴリー⇒コチラ




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